
まずはコーヒーを手に、どうぞお座りくださいませ!
まだ半分寝ぼけまなこのまま、豆をすくってマシンにセットする朝。
仕事の手を休めて、お気に入りのスイーツとともにほっと一息つく午後3時。
あるいは……眠気が襲ってきたけれど、まだまだもうひと頑張りしたい真夜中過ぎ。
生活のどんなシーンにおいても、コーヒーの香りと湯気は心にほっと余裕をもたらし、やさしく和ませてくれるものです。
そんなコーヒーは、赤道をはさんで北緯・南緯とも25度までの幅で地球を一周する「コーヒーベルト」と呼ばれる地帯で栽培されています。
雨と日光が十分に降り注ぐ、肥沃な亜熱帯地方の気候がコーヒーの木を育てます。
コーヒー豆は、コーヒーの木の種子の部分。サクランボのように赤く熟したコーヒーの実の中に、向かい合わせに一対の種子が入っています。これを精製し、取り出した生豆を「焙煎」することによって、豆の成分が化学反応を起こし、コーヒーならではの独特の苦味や酸味、甘みなどが生まれてきます。

コーヒー豆には、「ブラジル」「コロンビア」など、その生産国の名前や、「キリマンジャロ」(タンザニア)、「ブルーマウンテン」(ジャマイカ)などその国にちなんだ名前がつけられています。これらの銘柄にもさまざまな違いがあり、銘柄を見ればある程度の特徴をつかむことができます。
またコーヒーの風味は、先の「焙煎」の度合いによっても様々に変化します。一般に、浅く煎った場合は香りと酸味が引き出され、煎りが深くなるにしたがって苦味が濃くなっていきます。
つまり、「どのコーヒー豆が美味しいの?」という質問には、とてもとても簡単に答えにくいのが、コーヒーという飲み物の興味深いところ。
手はじめには、近くのコーヒー豆を扱うお店に行って、人気の豆を購入してみましょう。
それから、お店の人に「もっと苦味の強いものを」とか、「もっと軽めで」といったリクエストをしてみるといいでしょう。
いろいろ試してみて、「これだ!」というお気に入りのコーヒー豆を見つけると、コーヒーを淹れるのが本当に楽しくなるものです。


ここ最近、スーパーの店頭などで「フェアトレード」のコーヒー豆を目にする機会が増えてきました。
コーヒー豆が生産されている亜熱帯地方の国々のほとんどは、経済的に貧しい地域が大半。
そしてコーヒー豆の栽培は、常に天候や病虫害による被害、市場での安価な取引など、数々の不安定な要素で成り立っているのが現状です。
これを打開する一つの方法として、私たちがコーヒー豆を適正な価格で購入することで、公正な取引関係を結ぼうとする動きが「フェアトレード」です。
このほかにも、地球環境の保護を目的としたオーガニックコーヒーなどもあり、世界各地で、私たちのよりよい将来につながる栽培方法の模索が始まっていることも忘れてはいけません。

ところで、「コーヒーをたくさん飲むと眠れなくなる」とか、「ブラックコーヒーは胃に悪い」などの説を聞いたことはありませんか?
これらは、どれも確かなものではありません。
ただ、コーヒーについて個人的に言えるのは、「コーヒーを飲むと気持ちが落ち着く」ということ。事実、頭を使うときは交感神経が優位に働いているため、気持ちがイライラすることが多いものですが、コーヒーを口にすることによって唾液が分泌され、副交感神経が刺激されることで気持ちが沈静化することはよく知られていることのようです。
また「コーヒーを飲むと眠れなくなる」のではなく、お昼寝の前などに飲むと、短い眠りの後の目覚めがスッキリするという説も。
いずれにしても、「コーヒーは心の健康に効く」。これだけは、多くの皆さんが納得できることなのではないでしょうか。

さて、コーヒーに欠かせないものと言えば……「甘いもの!」という人も多いはず。
ブラックコーヒーに、レアチーズケーキ。
ミルクをたっぷり入れたコーヒーに、ちょっと甘いペストリー。
つい先日お邪魔したお宅では、濃いめのコーヒーに合わせて出してくれたのが、なんとあんこたっぷりの、上等の最中でした。
半信半疑で食べてみたら、その組み合わせの美味しいこと美味しいこと!
お気に入りのスイーツにおいしいコーヒーというのは、裏切ることのない定番なのですね。
春の気配が見えてきたら、ポットいっぱいにコーヒーを詰めてバッグの中に入れ、近所にお散歩に出かけるのもいいですね。
青空の下、親しい誰かと飲むコーヒーは、それだけでまた格別の味わいがありそうです。
Prezzaで淹れたたっぷりのコーヒーで、今日もあなただけのハッピータイムを……。
