
牛肉、豚肉と並んで食卓に並ぶことの多い鶏肉とは、ブロイラーや地鶏などの区分はありますが、一般にはニワトリの肉を指します。牛肉や豚肉にくらべて淡白でどのような料理にもあわせやすく、価格も安いので、とても重宝する食材です。

鶏肉は、豚肉、牛肉とともに食卓に並ぶことの多いお肉です。価格も安く、栄養価も豊富で、調理のバリエーションも多彩にできる家庭には欠かせない食材です。
鶏肉は、鶏種や飼料、飼育方法などによって、ブロイラー、地鶏、銘柄鶏と区分けされています。
市場でもっとも多く流通しているのはブロイラーで、食肉用に飼育され、一般には若鶏といわれています。価格も安くもっとも手に入りやすい種類の鶏肉です。
地鶏は、在来種と呼ばれる鶏を両親または片親に使い、飼育期間が80日以上、地面を自由に運動できる平飼いなど、JASによる基準が設けられています。
秋田の比内地鶏、鹿児島の薩摩地鶏、愛知の名古屋コーチンなどが日本三大地鶏として有名です。若鶏に比べて肉に歯ごたえやコクがあります。
銘柄鶏は、スーパーなどで「○○どり」などの表記がされているもので、地鶏に比べて育てやすい肉専用種で、通常の飼育方法よりも工夫をしたものを指します。全国でさまざまな銘柄があります。価格帯でいえば、ブロイラーと地鶏の中間くらいで購入できる鶏肉です。

店頭で売られている鶏肉の部位には、いくつかの種類があります。代表的な部位は、もも肉、胸肉、ささみ、手羽です。
鶏肉はタンパク質が豊富で、牛肉や豚肉に比べても脂肪分が少ないため、ヘルシーな食材として注目されています。部位によって特徴が異なりますので、それぞれについてご紹介します。
◎もも肉
鶏の足の付け根から先の部分で、筋繊維が発達していることから、歯ごたえがあります。赤身で脂肪分も適度に含んで、鶏肉のこくを楽しめます。ビタミンB2や鉄分が豊富に含まれています。
◎胸肉
その名の通り胸の部分の肉で、やわらかくて脂肪分が少ない部位です。味も淡泊であっさりしていることから、調理方法を選ばず使い勝手がよく用途の広い部位です。ビタミンAを多く含んでいます。
◎ささみ
胸の内側にある部位で、形状が笹の葉に似ていることから名付けられています。脂肪が少なく、淡白でやわらかい肉質です。肉類のなかでも非常に高タンパク質、低脂肪なので、運動選手や食事制限のある人に向いています。
◎手羽
鶏の羽の部分で、手羽先、手羽中、手羽元に分類されます。ゼラチン質や脂肪が多く、揚げ物や煮物に使われます。美肌によいといわれるコラーゲンが豊富です。
ほかにもレバーや砂肝、ハツ(心臓)、皮などは焼き鳥などで使われています。また肉を取り去った骨の部分も鶏ガラとして、だしをとるのに使われています。食材としてあますところなく利用できるのも鶏肉のすぐれているところですね。

鶏肉は和食でも中華でもイタリアンでも、どんな料理にも使えるとても使い勝手のいいお肉ですが、調理する際にちょっとだけ気をつけると、栄養素を生かしておいしくいただけます。
鶏肉はささみ以外の部位は生食に適さないので、かならず熱を加えて調理します。
胸肉は、火を通しすぎるとかたくなって、ぱさぱさになってしまいます。逆に手羽のようにゼラチン質を多く含む部位は、長く煮込むとゼラチン質が溶けてぷるぷるとした食感が得られておいしくいただけます。
鶏肉の栄養素は水溶性でとけだすので、水炊きなどのときにはスープもいただくようにすると、おいしさも栄養も存分にとれます。
高タンパク低脂質な鶏肉ですが、皮の部分には脂質が多く含まれています。ダイエット中なら皮は、はがして使用するほうが効果的です。ソテーなどの場合には、皮のついた部分を十分に焼いて、でてきた油分をキッチンペーパーなどでふきとるといいでしょう。
もちろん皮もおいしい食材ですから、はがした皮を焼いてポン酢とあえれば、美味なおつまみのできあがりです。
中華スープには鶏ガラを使いますが、手羽先を使ってもおいしいスープをとることができます。煮立たせないようにじっくりと煮込むと上品なだしがとれます。
さらにそのスープをとった後の肉を手で裂いて、棒々鶏風にごまだれと野菜であえてもおいしくいただけます。
このように焼いても、煮込んでも、どんなふうにも使える便利でおいしい鶏肉。シャトルシェフのレシピにも鶏肉を使ったものがたくさんあります。ヘルシーでおいしい鶏肉をもっともっと活用してみてください。