
タマネギは生では辛みがあり、火を通せば甘みが強くなる多様性のある食材です。サラダやシチューなどの煮物だけでなく、肉のくさみ抜きなど調理の下ごしらえとしても使用でき、幅広い料理に活用されています。

タマネギは、植物繊維と糖質が多い野菜です。栄養的な特徴としては硫化アリルという成分が含まれ、ビタミンB1の吸収をよくします。ビタミンB1は、糖質を素早くエネルギーに変える栄養素で、これが不足すると、疲労、食欲不信、不眠などの症状がおきやすくなります。
タマネギ主体のオニオンサラダや、オニオンスープは、疲労回復やスタミナ強化に役ちます。また、ビタミンB1を含む食品とタマネギを一緒に調理することで、ビタミンB1の吸収率が高まります。肉などの付け合わせにタマネギが添えられているのは、味の面だけでなく、栄養学的にも有効だったのですね。

一般に店頭で売られているタマネギは、表面が薄茶色になっているものが大半ですが、ほかにもいくつか種類があります。タマネギの種類についてご紹介しましょう。
◎黄たまねぎ
日本の市場で売られているほとんどの種類はこの黄タマネギです。収穫したあとに干して皮を乾燥させるので表面が茶色になります。
◎白タマネギ
ヨーロッパに多く、日本ではあまりみかけません。皮も中も白く、水分が多く、非常にやわらかいタマネギです。
◎紫タマネギ
表面も中も赤紫色のタマネギ。水分が多く、甘みもあり、刺激臭も多くありません。彩りもよいためサラダなどで活躍します。
◎新タマネギ
黄タマネギの収穫直後のもので、辛みが少なく、水分も多いため、オニオンスライスなど生食に向いています。
◎小タマネギ
ペコロスとも呼ばれ、黄タマネギの生長を直径4cm程度に抑えた小さなタマネギで、形を生かして丸ごと使います。

タマネギを切り刻むときに困るのが涙。タマネギの硫化アリルという成分は、揮発性が高いため、切るときに空気中に発散されて涙の原因になります。
これを防ぐには、まずよく切れる包丁で手早く切ること。切れない包丁は繊維を押しつぶしてしまうので、成分が拡散されやすく涙がでやすくなります。
その他にも、切る1時間ほど前に冷蔵庫に入れて冷やしておく方法や、電子レンジで15秒程度加熱する方法もあります。また、たくさんみじん切りをするなら、スライサーやフードプロセッサーを使うのも効率的です。
タマネギは、スライスやみじん切りしただけなら、辛みのきいた食材として楽しめます。また加熱すると甘みがでて味に深みがでます。いろいろな使い道があり料理にとても便利な食材、タマネギ。シャトルシェフを使ってタマネギのおいしさを堪能してみてください。