THERMOS

Talk & Talk

フレッシュランチボックス

07

商品企画課 水野さん

ボトルの形にこだわったバッグに入れやすい女性向けのランチボックス。

「女性向けのランチボックスということですが、この商品が生まれるきっかけなどを教えてください。」

水野: 今までのお弁当箱は、楕円形や長方形などの違いはありますが、たいてい横長です。女性のバッグは化粧ポーチなどいろいろなものが入っているので、うまくおさまらないことが多いのです。そこでボトルのような縦型のものができないかと思いつきました。
はじめは小さな丸形の容器を5段くらい重ねたものをイメージしていたのですが、製品化するにあたっていろいろとアイデアをつめていき、最終的にDJG-550という商品になりました。

このアイデアメモから商品が誕生

「アイデアのきっかけは上司との交換日誌と聞いたのですが?」

水野: 毎日の業務報告のほかに、お互いに1日1つ以上のアイデアを書くという日記を続けています。その中でこの円形のお弁当箱を思いつきました。サーモスといえば、やはりボトルのイメージがありますので、そんなお弁当箱がつくれないかとイメージしてみました。
そのアイデアが上司の目にとまって、上司とアイデアをブラッシュアップしていき、開発会議で発表しました。今までにも男性向けのランチジャーはありましたが、女性が使うにはちょっとごついですし、量も多いのです。女性向けのかわいいお弁当箱にしたかったのです。そのアイデアから開発部門の方などといろいろ相談して、改良を重ねてこの製品ができあがっていきました。

「製品化に当たってはどのような点にこだわりましたか?」

水野: たとえばこのお弁当の3段は、ただ重ねるだけでは中身がこぼれてしまうので、ねじ式を採用しています。ですが、お弁当の盛りつけが崩れないように、回転が少なくてすむ構造にしています(画像1)。

(画像1)

容器のサイズも、一番下は200mlにして、茶碗1杯分のごはんがしっかり食べられるようにしています。ごはんをしっかり食べたい、というわたしの強い希望で、試作品で何度も試してこのサイズに決定しました。
またお弁当のときには、スープや味噌汁などがほしいので、3段のお弁当+カップという構造にしています。市販のカップスープなどがきちんとつくれる260mlの容量にし、持ち手をつけました。持ち手がつくことで水筒らしさの演出にもなっています。

ボディカラーは、女性に好まれる明るいきれいな色づかいにしています。でも内側は、お弁当がおいしく見えるために白にしています。そのため外側と内側で色の異なる2色成形を採用しました。またフタをあけたときにアクセントカラーになるように、パッキンも明るいオレンジにしています。カラーリングにはかなりこだわって、女性社員へのヒアリングを重ねて色を決定しました(画像2)。

(画像2)

また女性が使いやすいように、フタも工夫しました。男性向けの商品だとフタ部分につまみをつけて、フタをつまんでまわせるようにするのですが、つめの長い女性だとつかめなかったり、つめを割ってしまう可能性があります。そこでフタの部分に厚みを出して、指の腹でフタを開けられるようにしています(画像3)。

(画像3)

「本当にいろいろな部分にこだわっているのですね。この製品にはバッグもついてますがこちらはどうですか?」

水野: このバッグは機能面では、保冷力のある断熱構造になっていますので、春先から夏場にかけてのお弁当がいたみやすい時期にも安心して使えます。
デザイン面では、ブルーボーダーというストライプのシャープなタイプと、ピンクフラワーという小花柄のかわいいタイプのものを用意しました。この2つは単に色などが違うだけでなく、材質や形状なども変えています(画像4)。

(画像4)

たとえばピンクフラワーのファスナーにはチャーム付きのかわいらしいものを使用したり、ブルーボーダーはパイピング処理したデザインにしたり、中学生からOLの方まで幅広いお客様に選んでいただけるようにバリエーションを用意しました(画像5)。

(画像5)

「新しいデザインに対する並々ならぬ意欲が感じられますね。」

水野:形状やカラーなどデザインのすべてにおいて、日用品というより、雑貨ショップで「かわいい!」と手にとってもらえるような雰囲気にと思ってつくりました。

ただ、本体デザインをボトル型にしてカップもつけたことで、店頭に並べたときにお弁当箱とすぐにわかってもらえないという心配がでてしまいました。そこでパッケージのデザインは、お弁当であることがすぐにわかるような写真を入れるなど、わかりやすさにこだわりました(画像6)。

(画像6)

「最後にこの商品をどんなふうに使っていただきたいかをお願いします。」

水野: この商品はお弁当箱が縦型になったことで持ち運びやすいだけでなく、ひとつひとつの容器が小さく、おかずを分けて入れられるので、サラダやデザートなどを入れても味がまざらないというメリットがあります(画像7)。

(画像7)

このように小さな容器がいくつも並ぶスタイルは、ちょっとカフェランチ風でお弁当が楽しくなります。お弁当が単なる食事ということでなく、明るく楽しめる時間になってほしいと思い、並べたときの色みも考えてつくりました。

会社の同僚とお弁当の広げたときにも、いろいろな色のおかずの容器が並ぶと、ピクニックのような雰囲気で楽しめると思います。毎日のお弁当がちょっとしたイベントになるような、実用的で楽しいお弁当箱です。ぜひDJG-550で楽しいランチをすごしてください。