THERMOS

Talk & Talk

ケータイマグ

08

商品企画課 佐々木さん

サーモス史上最軽量のモデルができあがりました。

「この製品は従来のケータイマグに比べてとてもスリムになっていますが、この製品ができた経緯を教えてください。」

佐々木: ケータイマグの市場では、持ち運びのしやすさからコンパクトで軽量なモデルが求められています。弊社のJMYシリーズのワンタッチ機構は、ユーザーの認知も高く、好評を得ておりますので、この機構を活かしてさらに軽量でコンパクトなモデルをリリースしたいと考えました。

「軽量化やコンパクト化というのは、それほど簡単なことではないのですね?」

佐々木: コンパクトにといっても、絶対的な容量という制限と製造技術の問題がありますので、そう簡単にはいきません。たとえば今回のこのJNIシリーズのスリムさと軽量化を実現できた理由のひとつに、内筒の薄型化があげられます。
内筒というのは魔法びんの二重構造になった部分の内側のことです。サンプルのカットモデルがありますので、さわっていただくと分かるのですが押すとペコペコするほど薄いんです(画像1)。

(画像1)

「ほんとうですね。こんなに薄くなっても大丈夫ですか?」

佐々木: 数値でいうと厚みはわずか0.07~0.08mmくらいなのですが、このように厚さが薄くなってもマグとしての強度は十分保っています。また従来モデルに比べて底の部分が薄くなっていますが、これもレーザー溶接という技術を採用することで実現しています。こうした製造技術の向上によって、軽量化やコンパクト化を実現しています(画像2)。
もちろん軽量化してもマグとしての性能はしっかり保持しています。95℃のお湯を入れて6時間経過時で約68℃と、飲み頃温度をキープできます。

(画像2)

「軽量、コンパクト化にあたって、ほかにも難題はありましたか?」

佐々木:はい。コンパクトにすればするほど、飲み口の部分の部品も細かくなって、洗浄性が悪くなります。そこで細かい部品もきちんと洗えるように、分解式の機構を取り入れました。飲み口の部分の左右のツメを押すと外れるので、お手入れが簡単にできて衛生的です(画像4)。
こうした着脱の機構は外れる部分がわかりにくかったりするので、パーツの色を変えて視認性を高めたり、つめの部分が飲むときにじゃまにならないように、形状を何度もテストしたりしました(画像3)。
さらにロックリングやボタン部分は、横から見ると少し角度が付けてあります。これはつめの長い女性でも指をかけやすいように、実際にユーザーテストを重ねた結果でき上がった形状です(画像5)。またこうした部品は、「カチッと音がする」、「しっかり止まる」など使うときに安心感を持っていただけるように、サーモス製品としての細かい使い勝手のクオリティには徹底的にこだわっています。

「本当に細かい部分までいろいろ考えているんですね。他にはどのようなポイントがありますか?」

佐々木:マグのおもな購買層は20~30代の方です。こうしたユーザーの方は、男女ともにバッグが小さいので、バッグに入れても膨らまない、邪魔にならない大きさを目指し、スリムでコンパクトな形状にしました。そのためケータイマグとしての最適な容量をもう一度検討して、今回の300mlと400mlとなりました。
カラーリングも高級感のあるブラック、発色のいいきれいなピンク、ステンレスの地色を活かしたシルバーと3種類リリースしています。たとえば男性的なイメージになりがちなシルバーもパールのラメを加えて仕上げるなど、老若男女どなたにも使っていただけるように意識しています(画像6)。

(画像6)

このJNIシリーズは従来を超える軽量化に成功したサーモス史上最軽量モデルですので、パッケージにも「170g」、「190g」といった重量を大きく表記しています。これも多くの製品が並ぶ店頭で、お客様にこの製品の特徴をひとめで理解していただくための工夫です(画像7)。

(画像7)

「最後にこの製品をどんなふうに使っていただきたいかをお願いします。」

佐々木:魔法びんはエネルギーを使わない環境にやさしいエコ製品です。しかしそうしたエコな観点だけでなく、もう一歩先の楽しみを見いだしていただければと思います。

ケータイマグに飲み物を入れて持ち歩くことは、水分補給に役立ちますし経済的です。でもそれだけでなく、気に入った場所でお気に入りのお茶やコーヒーを味わったり、いろいろな種類のお茶や飲み物を入れて楽しむなど、ケータイマグを持つことによって、日々の生活に新しい楽しみができればうれしいです。

そうした新しいライフスタイルの提案をしていきたいと思いますし、また私たちメーカーの人間が思いも寄らないような、お客様ならではの新しい使い方をしていただければと思います。