THERMOS

Talk & Talk

ガールズマグ

09

商品企画課 松井さん

女子専用というガールズに特化したケータイマグが登場。

「女子専用というガールズに特化したケータイマグというのは、どういった経緯で登場したのですか?」

松井: 弊社のユーザーの動向などをみると、小学校高学年から中学生くらいにかけての女子の利用率が極端に下がっていたのです。小学校低学年向けにはキャラクターなどを使ったキッズボトルがあり、その上になるとスポーツボトルが使われるのですが、小学校高学年くらいの女子はスポーツボトルを使わなくなってきます。

「ちょうどだんだんおしゃれになってくる年頃ですね。」

松井: それくらいの年代になると、自分で使うものはかわいいものを自分で選んでいますし、そうしたユーザーに向けて、キャラクターものでもなく、スポーツっぽいものでもない、おしゃれなガールズ向けのマグをつくってみたらどうだろう、ということで開発しました。

「ガールズ向けは具体的にどういうところに着目して作られているのですか?」

松井: まずターゲットになる女の子たちはどんなアイテムを使っているのかなどをチェックしました。たとえば電車などで塾帰りのお子さんなどを見ていると、トートバックにお弁当や大人用の350mlくらいのケータイマグやペットボトルを持っていることが分かりました。

「確かに塾やお稽古事に通っているお子さんは多いですね。」

松井: 実際に調査してみてもかなりの割合で塾などに通われている方が多いこともわかりました。そういった利用者も考慮して、屋外向けという印象の強いスポーツボトルではなく、温かい飲み物も入れられるマグにしました。
また、飲み口も女の子が飲みやすいように、通常のケータイマグよりも小さめにしました。空気穴の形状も調整して、飲み物がいっぺんにでてきたりせずスムーズに飲めるような形にしています。女の子向けということで、こうした飲みやすさについてはこだわりました(画像1)。

(画像1)

「ストラップがついているのも目新しいですね。」

松井: 今までボトル本体に直接ストラップがついているタイプは少なかったのですが、持ち運びのしやすさを考えてストラップをつけました。サイズも大人の女性でも手が入るような大きさにして、もちろん取りはずして洗えるようにもなっています(画像2)。

(画像2)

「今までにはないユーザー向けということですが、デザインについてはどのようにしてできあがったのですか?」

松井: 雑誌や雑貨など小中学生が好きなものをリサーチし、実際に小中学生にもヒアリングして、デザイナーさんと相談してサンプルをつくりました。それをまた小中学生に見せてアンケートをとって、彼女たちがいいと思うものを形にしました。
たとえばこのピンクのデザインは、雑誌などについているバッグや、女の子の洋服などで、モノグラムの人気が高いことから採用しました。アンケートでもこれが一番人気でした。

「こうしたデザインは雑貨や洋服にも通じるものなのですね。」

松井: またブルーのデザインは、ピンクが嫌いという人も少なからずいて、そうした方に向けたタイプで、スクールテイストのデザインが人気になっています。

「大人でも使えそうなデザインですね。」

松井: 市場にも柄のついたマグは意外に少なく、お母さん方にも好評で親子で使っていますという声もいただいています。

「このガールズという新しい市場でこれからも商品を発展させていくのでしょうか?」

松井: 今まで抜け落ちていた市場ですし潜在的なユーザーはたくさんいますので、これからも色や柄を増やして展開していきたいと思っています。女の子たちが単にマグを使うというだけでなく、雑貨を選んで持つような、うれしさや喜びといったものを実現できたらと思います。

「たとえばどんなものでしょうか?」

松井: 他のシリーズで、自分で名前や柄を描いてカスタマイズできるというアイテムを出しているのですが(画像3)、そんなオリジナル性を出せるような製品ができたらと思っています。女の子は自分で描いたり、シールを貼ったりというのは好きですし。実際にマグに機能として取り入れるのはなかなか難しいのですが、実現していけたらと思っています。

(画像3)FFR-800WF

「ストラップの着替えとかも楽しいかもしれませんね。」

松井: はい、そういうこともやっていけたらと思っています。ただ実際の製品になると、いろいろとクリアしなくてはならないことがたくさんあります。ストラップに使用する素材は、本体を傷つけないものでなければいけなかったり、飲みものの入ったボトルはかなりの重さになりますから、それを支えるだけの強度が必要だったり、なかなかイメージ通りにできないことも多いのです。それでも今後もさまざまな形で女の子に喜ばれるものを提案して、実現していきたいと思っています。

「最後にこの製品をどんなふうに使っていただきたいかをお願いします。」

松井: 今まではガールズ向けのマグがなかったので、お母さんのお古だったり、家族共用だったりといったこともありました。ガールズマグならこだわりの洋服や雑貨を使うように、より日常的に愛着をもって使ってもらえるのではないかと思います。
今までにない商品ですので、必要だからというよりも、かわいいからということで選んでいただける商品になっていくとうれしいです。