
舘川: シャトルシェフは魔法びん構造を利用した余熱で調理をする器具です。調理鍋と保温容器の2つからなっていて、火にかけた鍋を保温容器の中に入れておくだけで、放っておいても調理ができます。
保温容器が魔法びんと同じ真空断熱の魔法びん構造になっているので、長時間保温できて余熱で調理が進むのです。ずっと火にかけておかなくてもいいので、時間もエネルギーも節約できる便利な調理器具です。
舘川: もともとは「魔法びんにお豆と熱湯を入れて煮る」という使い方があるのを知り、それなら魔法びん構造を鍋に活用できないか、ということで開発されたそうです。
そして1989年にシャトルシェフが発売されて、ずっと定番商品として販売され続けています。
舘川:中の調理鍋と外側の保温容器という構造は変わっていません。いちばん大きな違いは、時代にあわせたデザインやカラーの変化ですね。
たとえばこのKBAシリーズは、女性が使うことを意識して、丸みを入れたりして、キッチンにおいて「うれしい」「かわいい」と思っていただけるような形にしました。またカラーも明るい色にして、トマトとパンプキンというネーミングにもこだわりました。
日本のキッチンは収納スペースも限られています。そのためキッチンに出しっぱなしになってもいいように、見た目やデザイン、カラーにも重点を置きました。じっさいこの明るいカラーは「キッチンが明るくなってうれしい」というご意見をたくさんいただいて好評です。
逆にKBCシリーズは、ストレートを基調にしたデザインと、ステンレスを生かしたカラーで、シンプルモダンといったテイストにして厨房器具のようなイメージにしています。
また、KBBシリーズは、1.6リットルの小さなサイズで、二人分の調理にちょうどいいサイズとして発売しました。最近では子育ても終わって夫婦二人で暮らしている方も多く、そうした家庭にちょうどいい大きさです。
シャトルシェフの基本構造は変わらない中でも、そういった違いによって、いろいろなお客様に使っていただけるように工夫しています。
舘川:シャトルシェフは「大は小を兼ねる」調理器具ではないので、ぜひ適量のサイズで購入していただきたいです。
保温調理は鍋のサイズいっぱいに材料が入っている方が保温効率が高くなります。大きいサイズの製品を買って半分の量で調理するという使い方では性能が生かせません。
大きいサイズがお得にみえても(笑)、ぜひ適量のサイズを選んでください。そのほうがおいしくできて、結果的には調味料なども少なくてすみますしお得です。
舘川:これはもうたくさんあります。たとえばお野菜を煮込んだりするときも、ぐつぐつと煮込まないので煮崩れすることがなく、野菜の角がぴんとたってきれいに仕上がります。
またお肉などを長時間煮込んだりするのにもとても便利で、スペアリブなどは、はしでほろほろと外せるくらいにやわらかく煮込めます。レシピブックに掲載されている「スペアリブのピリ辛肉じゃが」などはほんとうにおすすめです。すごくおいしいです。
それから、煮豆がとてもおいしくつくれます。黒豆などをつくるにはとても長い時間火にかけなくてはならないので、鍋のそばから離れられません。でもシャトルシェフなら保温するだけで、その間にほかの調理もできます。なにより黒豆も皮がしわなくきれいにできるのがうれしいです。
豆料理はレシピブックに載っているどれもおすすめで、五目豆も野菜のうまみが大豆にしみこんで、とてもおいしくて感動しました。ぜひつくってみてください。
魚介類も煮込みすぎると堅くなりがちですが、シャトルシェフならおいしくできます。そのほかごはんをたいたり、カスタードプリンなどのデザートもできます。シャトルシェフなら、煮詰まったり、焦がしたりといった失敗がなくつくれるところも魅力です。
ですからレシピブックを見て、自分なりにアレンジしてオリジナルの料理をつくっていただけるととてもうれしいです。その入り口になるようにレシピブックも考えてつくっていますので。
舘川:この保温容器はフタがはずれますので、その中に氷を入れるとワインクーラーとして使うことができます。保温調理器ですが真空断熱の魔法びん構造ですので保冷効果も高いのです。
それを応用したシャーベットの作り方がレシピブックにも掲載されています。この保温容器に氷を入れてその上で混ぜることで手軽にシャーベットが作れます。
舘川:シャトルシェフは余熱で調理するという保温調理器です。ずっと火にかけていなくても調理が進むので、光熱費も時間も節約できます。また煮詰まったりもしないので、失敗もなく、食材のもつ本来の味を引き出すことができます。
便利なだけでなく、おいしくてヘルシーな料理を楽しめます。減塩やローカロリーな料理をつくるのにとても向いた調理器具です。ぜひ毎日使って、その便利さとおいしさを実感してみてください。