おうちで簡単! メディカルアロマ&ハーブで元気になる

季節の変わり目。夏の暑さでたまった疲れが、どっと出てくるのがこの時期です。 そんなときは香りで癒やされ、カラダにも嬉しい働きのあるメディカルアロマ&ハーブで、ささっとリフレッシュしませんか?

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アロマやハーブというとリラクゼーションのためのものと思いがちですが、実は、フランスなどヨーロッパ諸国ではれっきとした医療の一つ。「メディカルアロマ」「メディカルハーブ」と呼ばれ、保険も一部適用されています。
そこで今回はメディカルアロマ スペシャリストの大工原忍さんに、簡単に取り入れられてリラックス&カラダも元気になるアロマについてお話を聞きました。

大工原 忍

大工原 忍

だいくはら・しのぶ

メディカルアロマ スペシャリスト。
97年度ミスワールド日本代表。モデル、キャスター、タレントとして活動中、体調を崩したことをきっかけにメディカルアロマを学ぶ。インストラクターの資格を取得し、本場の医療アロマを学ぶために渡仏。帰国後、メディカルアロマテラピーを主な事業とした株式会社エクサスコーポレーションを設立。医療アロマの普及につとめている。

「メディカルアロマテラピーの基本は、自然の力を借りること」と大工原さん。
植物は、過酷な生育環境にあっても逃げ出すことができないため、代わりに生体内で身を守るための成分を自ら合成します。
その成分を抽出して用いることで、人間の自然治癒力を高めようとするアプローチが、メディカルアロマテラピーの考え方です。

そもそもアロマテラピーとは、アロマ=芳香、テラピー=療法で、「芳香療法」を意味する言葉。日本ではアロマと言えば香り成分に由来したリラクゼーション用品というイメージが強いですが、もともとは薬草から抽出した成分を、さまざまな症状に応じて処方してきた民間療法の長い歴史があるのです。

ハーブ(野草・草木、薬草)を蒸留するなどして成分を抽出したものがアロマ精油。
大工原さんのお宅には自ら選び抜いた精油の瓶がたくさん並んでいます。

大工原さんが学んだ医療アロマの本場フランスでは、専門の薬剤師がいるハーブ・アロマ薬局が街角にあり、患者さんの不調に応じてハーブや精油を調合してくれるそうです。

ウィズコロナで、個人の自発的な予防が求められる時代に、手ごろな健康習慣としてもっとメディカルアロマを活かしてもらいたい……。
大工原さんに、素人でもすぐできる活用法を教えてもらいました。

まず、毎日の手洗いにメディカルアロマを取り入れてみましょう。
手洗いに使うハンドソープがお気に入りの香りだと嬉しいですよね。
アロマの精油を使えば、お好みの香りのハンドソープを簡単に作ることができます。

液体せっけんは、製品によって希釈が必要なものと、そのまま使えるものがありますが、今回ご紹介するアロマハンドソープにはどちらのタイプを使っても問題ありません。
希釈するタイプのせっけんを使用する場合は、まず原液のせっけんにアロマ精油を入れ、最後に分量の水を入れるようにしましょう。

・液体せっけん(できるだけ無香料のもの) 250ml
・アロマ精油
  ☆タイム・リナロール 7滴
  ☆ゼラニウム・エジプト 5滴
  ☆ラベンダー・アングスティフォリア 3滴

1. 液体せっけんを量り、ボトルへ入れる。
2. 1のボトルにアロマ精油を垂らし入れる。
3. アロマ精油が広がるようにゆっくりと混ぜて完成。

今回使用した精油のうち、「タイム・リナロール」と「ゼラニウム・エジプト」には抗菌・抗真菌作用が、「ラベンダー・アングスティフォリア」には肌荒れや炎症を抑える作用があると言われています。
使う量の目安は、250mlのせっけんに対して、15~20滴ほど。15滴ならお子さんにも使いやすい優しい香り、20滴入れるとアロマの匂いをしっかりと楽しめます。

少しずつ香りが飛んでいくので、この分量で作った場合は2カ月程度を目安に使いきるといいでしょう。

お次は、お風呂に入れるバスソルト。
バスソルトにすることで、アロマ精油だけを湯船に入れるよりも、発汗促進作用が高まります。塩分でカラダが温まりやすくなるので、冷え症の人には特にオススメだそう。
混ぜるだけで手軽に作れるのもポイントです。

今回は、一般的な家庭の浴槽1杯分に使用する分量を目安に教えていただきました。
湯量や使用感に応じて、使う量を調整してみてください。

  • 塩 10g
  • アロマ精油
    • ☆ブラックスプルース 2滴
    • ☆リトセア 1滴

1. 塩を量り、アロマ精油をそれぞれ垂らし入れて、よく混ぜる。
2. 1を温めた湯船に入れ、お湯全体をかき混ぜる。

ブラックスプルースは、マツ科の樹を原料とした精油。咳止めや抗ストレス作用があり、森林を思わせる香りに癒されます。
リトセアはレモングラスに似たすっきりした柑橘系の香り。喉や鼻の炎症を抑える働きがあります。

ハーブティーの特長は、水溶性の成分を水に浸出させて摂取できることにあります。
カモミールティーやローズヒップティーなど、日本でもハーブティーは人気ですよね。

今回は手に入りやすい乾燥ハーブを使って、女性に多いとされる膀胱炎の予防にもなるハーブティーを紹介します。
「テレワークなど在宅時間が増えたことで運動不足になり、足のむくみで悩んでいる方も多いです。ぜひ試してみてください」と大工原さん。

  • お湯 300ml
  • メディカルハーブ
    • ☆スギナ 小さじ2
    • ☆ウスベニアオイorハイビスカス 小さじ1
  • はちみつ お好みで

1. 2種類のハーブをそれぞれ量り、どちらもポットに入れる。
2. お湯をポットに注いで軽く混ぜ、5分ほど蒸らして完成。

スギナは日本でもよく見かける植物で、利尿作用があると言われています。また、体内のタンパク質結合組織の強化にも役立つことから、髪や爪を美しく保つ効果も期待できます。
ウスベニアオイは粘膜の乾燥を防ぐとされ、膀胱炎のほか、風邪のひきはじめにもいいそうです。
ハイビスカスには、クエン酸やビタミンCなどお肌にも嬉しい成分が含まれています。
スギナは単体で飲むと薬草特有の風味があるため、これらのハーブと組み合わせると飲みやすくなります。
それでも気になる場合は、はちみつを加えてみてもおいしいです。

カラダが喜ぶ新しいチャレンジとして、ぜひメディカルアロマを活用してみてください!

ライター:松下梨花子
撮影:村上宗一郎
編集:オフィス福永

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