最後の一口まで熱々! スープジャーで「おにぎりお茶漬け」

シンプルなのに満足感たっぷりの「おにぎりお茶漬け」。スープジャーを使えば、その保温効果で熱々のまま食べきることができるから、温まりたい日のお弁当メニューにもぴったり! 料理家・野上優佳子さんに、おいしさを引き出すためのポイントを教えていただきました。

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野上 優佳子(のがみ・ゆかこ)

野上 優佳子

(のがみ・ゆかこ)

料理家・弁当コンサルタントとして新聞、雑誌、TV、ラジオ、ウェブ、全国各地での講演など多メディアで活動中。『楽しく作って毎日おいしいこどものおべんとう』(成美堂出版)『スープジャーで楽するおべんとう生活』(笠倉出版社)など著書多数。
twitter:@nogami_y

野上さんのご家族にも大好評だという「おにぎりお茶漬け」。少ない具材でぱっと手軽に作れるのに、満足感があって、一度食べるとその魅力にハマってしまうこと間違いなし!

野上さん
野上さん

私ね、お茶漬けが大好きなんです! 地味なメニューと思われがちですが、具材が大きくゴロっと入っていると、すごく贅沢感が出るんですよ。スープジャーなら最後まで熱々で食べきれるのもいいんですよね〜。 お湯がある環境でランチや休憩ができる人にはぜひ一度食べてもらいたいですね。

野上さん
野上さん

作るのも本当に簡単なんですよ。わざわざ材料を買い揃える必要はなくて、ちょっとした余り物たちを集めてあげましょう。朝食用に焼いた塩鮭がほんのちょっと一口分だけ残っちゃうことってありませんか? あれをね、入れちゃうんです(笑)。 メインの具材をひとつ入れたら、あとは食感のアクセントになる「お漬物」や「揚げ玉」や「海藻」、香りのポイントになる「薬味」を入れる。この3つの要素があれば、おいしくなります!  誰が作っても失敗なしです。

<メインの食材例>
塩鮭、焼たらこ、梅干し、あさりの佃煮、ねぎ味噌
などのほか、瓶詰めの焼鯖フレークなども手軽で使いやすいそう。

<食感のアクセント例>
お漬物、お麩、あられ、揚げ玉、とろろ昆布、塩昆布、乾燥めかぶ、布海苔(ふのり)
など。少しだけ余りがちな加工品たちがおいしさを添えるサポートメンバーになります。

<香りのポイントになる食材例>
ねぎ、しそ、三つ葉などの薬味
などが入ると、香りが引き立ち、味が締まります。お刺身についてくるミニわさびなどもオススメです。

おにぎりの上からかけるお出汁は、お茶漬けの素、お吸い物の素、ほうじ茶、しいたけ茶、昆布茶などのほか、フリーズドライのスープなども◎。 組み合わせ次第で、自分好みの味を楽しめるワクワク感があります。

今日は、野上さんオススメの3つの組み合わせをご紹介します。

野上さん
野上さん

まずはシンプルな定番として、塩鮭をメインに選んでみました。お子さんから大人まで、幅広く好まれる味わいだと思います。具材が全体的にあっさりしているときは、お出汁自体にしっかり味がついているものを選ぶことが多いですね。

おにぎりは、ラップを敷いてその上に、具材→ごはんを載せて形を整えたら出来上がり! メインの具材は一口大でちょっと大きめに、それ以外の具材はその脇にひとつまみほど、添える程度で大丈夫です。ごはんの量はお好みで調整してくださいね。

▲直接手に触れることもないので衛生面も安心
野上さん
野上さん

たらこの味を満喫するために、辛子めんたいこ茶漬けの素をあわせるのもオススメですね。たらことあられ、それぞれの食感の違いも楽しんでください。三つ葉があると、上品な味わいに仕上がりますよ。

野上さん
野上さん

白米以外に、玄米や雑穀米を使ってもおいしいですよ。色味は地味ですけど(笑)すごく好きな組み合わせです。お弁当だと彩りを気にしがちですが、おにぎりお茶漬けなら気にしなくてもいいのもメリットかも知れません。具材それぞれに旨味がしっかりついているので、ほうじ茶をあわせてさっぱりとどうぞ。

それでは、野上さんに塩鮭のおにぎりお茶漬けを召し上がっていただきましょう。

▲おにぎり→お茶づけの素(orティーパック)→お湯の順番でスープジャーにIN!お湯の量はお好みで。
香りが立ちのぼり、食欲がそそられます
▲熱々をさっそくいただきます
▲ごろっとした塩鮭がおいしそう
野上さん
野上さん

う〜ん、熱々!温まりますね〜。時間が経って固くなった塩鮭もお湯をかけるとふっくらおいしくいただけます。たくあんとお麩、それぞれの食感もしっかりアクセントになっています。さらっと食べやすいので、ランチだけでなく、小腹が減ったときにもオススメです。たっぷり食べたいときは、おにぎりを2つ持っていって替え玉するのもありですね。

たまにSNSで「スープジャーでおかゆを作ったけれど、予熱や保温時間が足りなかったのかうまくできなかった」というお悩みを見かけるのですが、おにぎりお茶づけなら予熱もなく熱々のお湯を注ぐだけなので、そうした経験をされた方にもぜひ食べていただきたいです。

撮影後、筆者は「焼鯖のおにぎりお茶漬け」をいただきました。熱々の湯気が立ちのぼるスープジャーからレンゲで一口分をすくい、フゥフゥと息を吹きかけてから口に運ぶと、3つの具材と玄米それぞれから旨味や香りが溶け出した上品な味わいが広がり、じんわりと胸のあたりが温まりました。最後の一口まで熱々のまま完食すると、こんなにも満足感があるんだ! という新たな発見も。熱すぎて早食いができず(笑)、ゆっくり食べられるのもなんだかホッとできる時間になるようでいいなぁ、と思いました。

スープジャーだからこそ体験できる、おにぎりお茶漬けのおいしい温度。みなさんもぜひお試しあれ。

執筆:関あやか(ノオト)
撮影:小野奈那子
編集:ノオト

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