THERMOS

山梨県北杜市
天然氷の切り出し

雲のようにふわふわな食感のかき氷などで、私たちを楽しませてくれる天然氷。1年で最も寒い1月から2月が生産の最盛期で、厳冬期の自然の寒さを利用して作られています。サーモスは、南アルプス八ヶ岳のふもとにある天然氷蔵元・八義の高橋さんを訪ね、天然氷づくりのプロセスを取材しました。

  • 4年目の挑戦。

    蔵元八義は、今年で4年目を迎える、まだ新しい蔵元です。高橋さんが天然氷づくりをはじめたきっかけは「初めて天然氷のかき氷を食べたときに、これはもう、かき氷じゃないって感動して。世界で一番おいしい日本の水を加工したもので、面白いビジネスができるんじゃないかと考えました。」

  • 水に我慢させる。

    気温が十分に下がらない時期から、準備がはじまります。「中途半端に氷が張るとゴミが入ってしまうので、その間は凍らないように、ずっと手作業で水を動かし続けます。それを“水に我慢させる”と、僕らは言ってます。」そして冬至を過ぎたころ、まるでラップをかけたように池の全面に氷が張り、氷づくりが本格的にスタートします。

  • 氷には雪が敵。

    天然氷は2週間かけて育っていきます。その間は雪が最大の難物。「雪は絶対にダメです。かまくらと同じ要領で氷があったまって、中に浸透してしまう。」そのため雪が降っている間は、昼夜を問わず雪かきを続けます。「徹夜はザラですね。自然相手の仕事なので本当に難しい。僕はまだ1度も楽に氷をつくらせてもらったことはないです。」

  • 天然氷を切り出す日。

    氷が14cmから15cm程度の厚さに育つと、“切り出し”の作業になります。前日には、氷の全面に縦48cm、横75cmの罫線がひかれました。
    深夜3時。最も冷え込む時間。動力カッターの大きな音ともに、氷と水のしぶきが空中に舞い上がります。一方では、太もものあたりまで水に浸かって、氷を引き上げてレールの上にのせ、氷室へと送ります。「池に入っている時が、寒さは一番つらいです。氷の角で作業着が切れることもあって、入ってきた水が、外気でさらに冷えるんです。」

  • 過酷な仕事を支えるもの。

    天然氷づくりには、気温-4℃から-8℃くらいの寒さがベスト。「そうすると、30分に1回は暖をとらないと続けられない。」
    取材の日、高橋さんが使っていたのは、サーモスの真空断熱ケータイマグ。深夜でも、早朝でも、作業の合間にフタを開けるたびに、ふんわりと湯気がたちのぼります。「うちの氷は、自分で言うのも何ですけど美味しいと思います。水が凄いんですよね。この日本の良いものを、世界に出して行きたいっていう思いが、今すごく強いです。」

サーモスの真空断熱ケータイマグ

高橋さんがCMの中で使用していた真空断熱ケータイマグは、“JNO-501 エスプレッソ(ESP)”。 やさしい口当たりの飲み口で、温かいものも飲みやすく、またフタを160℃回すだけでクイックオープンできる使いやすさが好評です。真空断熱ケータイマグの詳細はこちらへ。

新潟県妙高市
氷点下3℃の雪さらし
雪さらし歴18年
平井さんのインタビュー

“かんずり”は越後妙高に上杉謙信の時代から伝わるとされる珍味。別名、寒造里(かんづくり)とも言われ、毎年1月の大寒の頃に塩漬けした肉厚の唐辛子を雪にさらし、これに糀、柚子、塩を加えて3年かけて熟成発酵させ、独特のまろやかな辛みがつくられます。
サーモスは、雪さらしを18年以上手がけてきた有限会社かんずりの社員、平井さんの1日を取材しました。

  • 雪でも、吹雪でも。

    取材日は予報通りの雪。気温マイナス3℃。それでも平井さんは「本当に寒い日は、強く吹雪いて顔にピタピタ雪がかかって、足元だけじゃなくて、全身が寒くなっちゃって。まだ今日はマシというか、過ごしやすいというか。作業しやすい日かな。」と笑います。

  • 対策しても、寒い。

    朝9時前。おそろいの防寒コートに身を包み、白い前掛けを着けたスタッフのみなさんが集まってきます。まずは作業のための足場づくりから。かんじきを履いた男性スタッフが、一面の新雪を踏みしめていきます。

    もちろん寒さ対策は必須。「カイロを貼ったり、1枚でも2枚でも、多く着込んで作業しますね。」手袋も二重三重、厳重に。

  • 雪さらしの発見。

    そもそも、“かんずり”の雪さらしは、どのようにして始まったのでしょうか。「初代の社長にあたる方が、雪の上にポトンと落ちていた唐辛子を見て食べてみたら、意外と繊維が柔らかくなっていて美味しいということを発見したそうです。」実際に雪さらしの前と後で食べ比べてみると、唐辛子の辛みが変化しているのがわかるのだとか。

  • 赤と白のコントラスト。

    大きな唐辛子が、まんべんなく雪の畑にまかれ、その上にさらに雪が降り積もっていきます。真っ赤な唐辛子についた雪の結晶は、傍目にも美しい。

    「ひたすらまいた後に、ふっと振り返ると、上手くまけた時は、色が鮮やかに見えて、内心ニヤニヤしちゃいます。」
    唐辛子は3〜4日雪にさらした後に再び回収されます。「雪のサンドイッチになっているので、集めるのも大変です。でも雪と寒さのおかげで、今年も季節の作業ができたなぁ、って安心する感じもあります。」

  • ふぅっとほどけて、あたたまる。

    この日の雪さらしは、正午を過ぎるまで、ほとんど休みなく続きました。
    その作業後に、平井さんがサーモスの真空断熱フードコンテナーで食べていたのは、具がゴロゴロと入ったクリームシチュー。ちょっと遅めのランチタイムにフタをあけた瞬間、ふわっと湯気が立ちのぼります。

    「寒さが体の芯まで行ったな、って思ったところに、あたたかいものが入ってきて、きゅぅっとなっていたお腹がふぅっとほどける感じで。縮こまっていた肩の筋肉もほぐれて、しばらくこのまま食べて、休みたいなって思っちゃいました(笑)」

サーモスの真空断熱フードコンテナー

平井さんがCMの中で使用していた真空断熱フードコンテナーは、“JBI-272 レッドチリ(RCL)”。 高い保温力があり、寒さの厳しい場所でも、長時間温かさをキープできます。また広口タイプなので、シチューなどの具だくさんメニューにもおすすめです。真空断熱フードコンテナーの詳細は、こちらへ。