補助取っ手&注ぎ口が付いた!サーモスの『マルチパン』を料理研究家が使ってみました

「ここに注ぎ口があれば取り分けがラクなのに」「持ち上げる時に重さで腕がふるえて不安定になる」。毎日使うフライパンで、そんな風に思ったことはありませんか? 実はそれらを解消する製品がサーモスから発売されています。果たして使い心地はいかに……? 調理家電の検証を行う料理家としてテレビ出演もしている服部みどりさんに、いろいろな料理シーンで試していただきました!

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服部みどり

服部みどり

はっとり・みどり

簡単料理研究家。カフェや居酒屋チェーン店立ち上げ業務(マネジメント・メニュー開発経験)など飲食業界に携わったのち、野菜を扱う食品メーカーで料理レシピ企画を担当。現在は書籍のレシピ制作・飲食店メニュー開発のほか、雑誌・テレビ・新聞・WEBなどメディア各種で食品や調理家電などの検証を行う料理家としても活動している。
Instagram:@recipe_m.hattori

▲「サーモス デュラブルシリーズ マルチパンKFJ」26㎝(KFJ-026W)。写真のKFJシリーズはIH/ガス火に対応しています。

2023年8月発売の「サーモス デュラブルシリーズ マルチパン」。服部さんにはすでにご自宅で26㎝のマルチパンを使っていただきましたが、どんな印象を持ちましたか?

服部さん
服部さん

近年よく見かける深型フライパンは丸底になっているか、底面積が上部に比べて小さい台形フォルムの傾向が多いんですが、こちらは底がフラットで面積が広く、使い勝手がいいですね。ちなみにこの26㎝サイズだと、とうもろこしが2本切らずにそのままゆでられてラクでした。 深さもあるので「フライパン」と「鍋」のどちらの役割も果たしてくれます。煮る、炒める、蒸す、揚げると、このマルチパンひとつあればご家族分の料理づくりはもちろん、収納スペースが限られているようなひとり暮らしの方も重宝するのではと感じました。

サーモスのフライパンには「深型」と「超深型」があります。今回のマルチパンは「超深型」タイプの炒め鍋で、さらに補助取っ手と注ぎ口がついた製品です。

▲手前に見えるのが金属製の「補助取っ手」。加熱時は熱くなるのでミトンを使用します。

このマルチパンを開発した担当者は4人のお子さんがいる6人家族で、常日頃から調理の際に「重いな」「持ち上げるの大変だな」と感じていたそうなんです。「こういう製品があったらいいな」というユーザー目線から生まれたものなんですね。

服部さん
服部さん

確かに!特に麺類の湯切りの時は持ち上げた時の重さで腕がプルプルしてくることもありますもんね……!

さらに、大きさや深さが左右で異なる注ぎ口が付いています。どちらを使うかで量が調整できるようになっているんですね。

服部さん
服部さん

汁気があるものだと盛り付け時に何度もスプーンですくったり、傾けすぎてこぼしてしまったりしますが、注ぎ口があるとスムーズに移せますね。左右どちらの手で持っても注ぎ口が使える点も嬉しいポイントです。

フライパンは「炒める」「焼く」が定番の使い方。一方で、マルチパンは超深型なので「ゆでる」「煮る」「揚げる」などさまざまな調理シーンに対応していて、便利な補助取っ手も付いているからさらに使いやすい! まさにマルチに活躍をしてくれるフライパンですよね。
ここからは服部さんに料理を作っていただき、実際の使い心地を見ていきましょう!

マルチパンは胴部高さ(外寸)が約8cmあります。これなら麺類をゆでるのも重宝しますよね。

▲マルチパンで3人分のパスタをゆでてみました。
服部さん
服部さん

パスタ用の鍋だと水が大量に必要ですし、沸くまでに時間もかかります。今回のマルチパンだと、パスタ鍋の約半量の水で問題なくゆでることができました。また、湯切りした後にそのまま炒める、和えるなどの作業もできます。ひとつの鍋で完結できるので洗い物も減らせますね。

でも、大変なのがその湯切り! フライパンは持ち手がひとつしかないものが多いので、両手で持ち上げても不安定になります。補助取っ手があるマルチパンはその点はどうでしょうか?

▲サーモスの洗濯機で洗えるミトン(KT-M001)を使用しています。
服部さん
服部さん

補助取っ手があることで格段に安定感が上がりますね! 安定性で選ぶなら両手鍋を使う選択もありますが、両手のバランスを保つことに意識が分散するので、運ぶ時は意外と集中力が必要なんです。マルチパンは本来の持ち手に意識を持ちつつ、補助取っ手でホールド力が高められるように感じました。

パスタが完成しました! 使ってみた感想はいかがですか?

服部さん
服部さん

3人分のパスタなのでもちろん重さはあるのですが、シンクまで運ぶ間に不安定になったりこぼしそうになったりすることはなく、ザルめがけてスムーズに湯切りができました。一度にたくさん麺類をゆでたい時も、補助取っ手があると安心感が大きいですね。

▲ガラス製のフタ(KLH-026)はハンドルを支えにする自立型。グラグラせず安定しています。

汁気のある料理を盛り付ける時はレードルやスプーンなどで器に移すことが多いですが、残った汁を繰り返しすくうのが面倒なこともありますよね……。今回は肉じゃがを作っていただきました。服部さん、注ぎ口を使ってみていかがでしたか?

服部さん
服部さん

サラッとした汁気なので、小さい注ぎ口を使ってみました。注ぎ口がない鍋やフライパンだと汁が垂れてキッチンまわりが汚れてしまうこともありますが、こぼさずしっかり移せますね! いくつかの器に均等に盛り付けたい時にも重宝しそうです。大きな注ぎ口の方はあんかけや麻婆豆腐など、とろみのあるものに活躍してくれそう。作った料理によって使い分けができますね。

▲加熱していない時は、フタのハンドル部分にキッチンツールを差し込んで仮置きすることもできます。

フライパンで揚げ物をした後、まだ使えそうな油ならオイルポットで保管することも多いですよね。大きめの鍋やフライパンからポットをめがけて注ぐのはなかなか大変ですが、マルチパンではいかがでしょうか。実際に冷凍のエビフライを揚げていただきました!
※IH調理器では揚げ物調理をしないでください。

▲26㎝サイズのマルチパンでは、市販の冷凍エビフライが1袋(8本)分を一度に揚げられました!
服部さん
服部さん

3㎝程の油を入れて揚げましたが、深さがあるので油が飛び散りにくいのもメリットのひとつですね。揚げ物はもちろん、炒め物や揚げ焼きをした後の片づけもラクなのではないでしょうか。

服部さん
服部さん

油をこぼしたら大惨事! 危ないし、片づけることを想像しただけで気が滅入りますよね (笑)。ここでも補助取っ手があることで安定感が増し、安心して作業できます。まだ油が温かいようなら少しずつ注げる小さい注ぎ口、しっかり冷めているなら大きな注ぎ口、とシーンごとでも分けて使えそうです。

なるほど、確かにそうですね! 服部さん、他にここが良かった、使いやすかったという点はありますか?

服部さん
服部さん

肉じゃがを煮ている間にフタを使ったのですが、フタを開けた時も立てた時も、フチの金属パーツで水滴を受けてくれるのがいいですね。作業台が濡れてしまい、台拭きで水滴をふき取る……という動作が省略できますから。ささいなことでも、こうしたさりげないポイントを押さえてくれるのはうれしいですね。

服部さん
服部さん

また、今回はゆでる、炒めて煮る、揚げるの3パターンを試してみましたが、プリンなど、湯煎や蒸し焼きに使うのも良さそうです!

冒頭では「ご家族での料理作りだけでなく一人暮らしの方にもおすすめ」と仰っていました。「サーモス デュラブルシリーズ マルチパン」は24㎝、26㎝、28㎝、30㎝と4種類あるのですが、サイズはどのように選んだらいいと思いますか?

服部さん
服部さん

3~4人家族で使いやすいのは26~28㎝ですね。たっぷり作れるので、ご家庭向けの煮物や、カレーやシチューなどの煮込み料理などにもぴったり。日常使いに頼もしい便利さだと思います。ご家族が多い、よく大量調理されるなどなら30㎝もいいと思います。ひとり暮らしや2人暮らしなら24~26㎝がいいですね。1~2日分作り置きもしたいなら、今回の26㎝は誰でも使いやすくちょうど良いサイズ感だと思います。

「あったらいいな」が盛り込まれた、「サーモス デュラブルシリーズ マルチパン」。ぜひご家庭でもその便利さを体感してみてくださいね!

撮影:山下コウ太
編集:Nadia
執筆:田窪 綾
調理師免許を持つフリーライター。惣菜店やレストランで8年ほど勤務経験あり。食分野を中心に、Webや雑誌で取材やインタビュー記事作成などを行っている。

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