シズリーナ荒井が見つけた 「サーモスで味わう、アイスのおいしい温度」

スーパーやコンビニで買える甘くておいしいアイスたち。おいしさを最大限に引き出すポイントは、その温度にありました。4万8000個以上のアイスを食べ歩いた日本最強のアイスマニア・シズリーナ荒井さんに、身近なアイスをグッとおいしくさせるテクニックを教えていただきます。
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シズリーナ荒井
シズリーナ・あらい
アイス評論家・イートデザイナー。2020 年出演の『マツコの知らない世界』(TBS系)では、アイスを食べるときの温度のこだわりが話題に。2021年6月に著書『魔法のアイスレシピ』(KADOKAWA)が発売予定。
初めまして、アイス評論家のシズリーナ荒井です。日々おいしいアイスの食べ方を追求してSNSでそれらの魅力を発信しています。
さて、みなさんは日頃アイスをどうやって食べていますか? おそらく、冷凍庫から取り出してそのまま食べる人が多いのではないでしょうか? すぐに食べたい! その気持ちはわかるけれど、実はそれって……“アイスの本当のおいしさを味わえていない”かも。というのも、冷凍庫から取り出した直後のアイスはキンキンに冷え過ぎていて、人間にとってまったく食べごろの温度ではないんです。
例えば、冷めてしまったラーメンより温かいラーメンがおいしいように、アイスにもおいしさを最も感じやすい温度があります。アイスの温度って気にしたことがない人も多いと思いますが、今日はぜひ知っていただきたいです!
人の味覚には、素材本来のおいしさを感じやすい“温度帯”があり、もちろん個人差はあるものの、その温度域は冷たいものだと「0〜10℃」で、温かいものだと「60〜70℃」と味覚と温度の関係性を調べた結果導き出されました。
しかし、アイス(冷凍食品)を保管する冷凍庫の温度は、日本の食品衛生法で-18℃以下と定められています。だから、冷凍庫から取り出した直後のアイスをそのまま口にすると、本来の味ではなく、ひんやり冷たい食感をおいしさだと勘違いした状態になってしまっていることがあるんです。
思い出してください。テーマパークや牧場で食べる搾りたてのソフトクリームってとってもおいしいですよね。アイスとソフトクリームの主原料はほぼ同じなのに、なぜ味わいが違うのでしょうか? ソフトクリームの平均的な製造温度は−7℃前後。一方で、一般家庭のアイスの保管温度は−18℃以下。ここには約10℃以上の差が生じているのです。
しかし、裏を返せば−18℃のアイスも効率よく−7℃に上昇させる方法があれば、自宅にいながらも搾りたてのソフトクリームのような食感のアイスが楽しめるようになるということ。
みなさんは、「アイスの温度を上げたいなら、冷凍庫から出してそのまま室温で放置すればいいのでは?」と思うかもしれません。残念ながら、実はこれもありがちな失敗です。
この方法だと、外側だけトロトロに溶けているのに内側はカッチカチのまま……という状態になってしまうことが多いのです。もちろん、電子レンジで解凍するのはもってのほか。加熱によってドロドロに溶けすぎてしまいます。しかも、一度溶かしてしまったアイスを冷凍庫に戻しても元の状態に戻りません。
理想的なアイスクリームの解凍方法は、中心部からゆっくり均一に温度を上げていくこと! そこで、サーモス製品が実はとっても便利なのです。
それでは早速、私が日頃から大好きでよく食べているアイスたちをおいしい温度に仕上げていきます!
真空断熱カップに、明治 エッセルスーパーカップ 超バニラをセットすると、なぜ均一に−7℃になるのか? それは、カップアイスの温度がダイレクトにサーモス製品を冷却し、効率よく解凍することができるからです。この方法なら、季節を問わずただカップに入れるだけで自宅にいながらソフトクリームのような食感の明治 エッセルスーパーカップ 超バニラが楽しめます。しかも、サイズもぴったり! ぜひお試しください。
私はロッテの工場で特別に出来立ての雪見だいふくを食べたことがあるのですが、外側のお餅(求肥)とバニラアイスが口の中でとろけ合うあの食感は忘れられません。真空断熱カップに200mlの熱湯を注ぎ、雪見だいふくの容器をセットし湯気(蒸気)で解凍するだけで工場の出来立てのような食感になるので、ぜひお試しください!
ここからは、サーモス製品を使ったアレンジ編です。
自宅で簡単に本格的なバナナシェイクを飲みたい人に自信を持ってオススメするレシピです! ロッテの爽 バニラの微細氷が、まるでミキサーで氷を細かく滑らかに砕いたようなシャリシャリ食感で、本格的な専門店のシェイクのような仕上がりに。これからの季節のベビロテメニューです。
まほうびん食器に、朝からフルーツ®みつ豆を盛り付け、その上にやわもちアイス バニラをまるまるトッピングするだけで本格的な甘味処のメニューにありそうな一品になります。
執筆・撮影:シズリーナ荒井
編集:ノオト
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