いつものお茶にひと工夫〜漢方茶アレンジレシピで心とカラダに潤いを

季節の変わり目はなんとなく体がだるかったり、気持ちがふさいだりと、体調不良を訴える人は意外に多いようです。そんなときは、いつものコーヒーではなく、漢方スタイルのアレンジ茶を試して気分を変えてみてはいかがでしょう?

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漢方茶と聞くと、「苦そう」とか、「煎じるなんて、めんどくさそう」という声が聞こえてきそうです。でも、そんなに難しく考える必要はありません。
今回ご紹介するのは、手に入りやすい食材をプラスした漢方スタイルのアレンジ茶です。漢方の考え方を取り入れつつも、新しいスタイルで味わう、ヘルシーでひと味違ったティータイムを過ごしてみませんか?

「漢方って、そんなに難しく考える必要はないんですよ」
そう語るのは、漢方茶専門店「カンポースタンド」のオーナー、山崎薫さん。
テレビ局での仕事が忙しすぎて体調を崩した経験から漢方に興味を持ち、薬局で働きながら漢方スタイリストの資格を取得。ご自身の体調が快復するにつれ、もっとたくさんの人に気軽に漢方を取り入れてほしいと願うようになりました。

東京都の武蔵小山商店街のほど近くに、山崎さんのお店「カンポースタンド」(kampostand)はあります。
漢方をもっと身近に感じてもらうにはお茶が一番、ということで、山崎さんに漢方茶のアレンジレシピを教えてもらいました。

テレワークの導入が進んで、おうちで過ごす時間が長くなった人も多いのではないでしょうか。電車通勤から解放されたのは嬉しいけれど、家での仕事はオンオフの切り替えが難しく、1日の生活リズムをつくるために工夫が必要と感じている方におすすめのお茶です。

<四季春茶+クコの実>

四季春茶は、台湾烏龍茶のなかで最もポピュラーなお茶。さっぱりとした口当たりで、飲みやすいのが特徴です。
そしてなによりも香りの良さがバツグン。春に咲く花々のような可憐な香りが鼻腔に広がります。

レシピは簡単。四季春茶をカップに注ぎ、クコの実を3~4粒入れます。そのまま、お茶の香りを楽しみながら少し時間を置きましょう。
クコの実が膨らんで、お茶がほんのり甘くなります。

クコの実は肝に栄養を補うと言われ、自律神経系に働いて気分の切り替えを助けてくれます。また、目の疲れにも効果あり。画面を見すぎて目がしばしばする前に、ケアしましょう。
四季春茶はジャスミン茶に置き換えてもOKです。

リラックスしたいときにおすすめなのが、シナモンティー。シナモンは漢方では「肉桂」「桂皮」と呼ばれ、古代から重宝されてきた生薬です。血行をよくする生薬として知られるだけでなく、風邪の引きはじめに飲まれる葛根湯にも含まれています。
今回はミルクティーにして飲むことにしました。

<シナモンティー+ミルク+スパイス>

シナモンティーをカップに注ぎ、温めたミルクを注ぎ入れます。寝る前に体温を上げると、安眠効果が期待できますし、カフェインが入っていないので夜間のティータイムにもおすすめです。

さらにスパイスを加えるとチャイ風に変身。山崎さんのおすすめはカルダモンやコリアンダー、クローブ、五香粉など。スパイスにはそれぞれ特徴がありますから、いろいろ試してお好みの組み合わせを見つけてみてくださいね。

最後に、健康茶として不動の人気を誇るルイボスティーを、山崎さんにアレンジしてもらいました。「赤い灌木」という意味のルイボスは、抗酸化作用に優れたフラボノイドを豊富に含んでいます。このため、アフリカやヨーロッパでは古くから薬草として用いてきました。疲れたときやカフェインが苦手な人に、もってこいのお茶と言えます。

<ルイボスティー+ドライフルーツ>

カップにダイス状のドライフルーツを入れ、上から熱いルイボスティーを注ぐだけ。ドライフルーツの果実の甘みがじわじわとお茶に溶け出して、とてもおいしいですよ。

ルイボスティーに含まれるカリウムは、老廃物を体の外に出してくれます。ドライフルーツの食感も新鮮で、お茶に入れてこんなに合うのかとびっくり。
ちなみにフルーツの種類によって、効果もさまざま。山崎さんによれば、マンゴーやパイナップルなど黄色い明るい色のフルーツは体に潤いを、ベリーやブドウなどの赤や黒の濃い色のフルーツは体に栄養分を補ってくれるそうです。

「漢方は特別なものじゃありません。食材それぞれの特性を知っていれば、自分の体調に合わせて取り入れることができ、お茶のアレンジも自由です」と山崎さん。
毎日の食事やティータイムに、ぜひ漢方を気軽に取り入れてみてください。

▶︎カンポースタンドについて
山崎さんがオーナーを務める漢方茶専門店「カンポースタンド」のオンラインストア。
様々な漢方茶の他、薬膳食材なども販売しています。
漢方茶専門店 カンポースタンド オンラインストア (stores.jp)

<ライタープロフィール>
三浦顕子(みうら・あきこ)
料理雑誌、ビジネス誌などの編集を経て、フリーランスのライターとして独立。縫物、編み物などの手仕事と文房具が好き。

撮影:村上宗一郎
編集:オフィス福永

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