シャトルシェフ特集1
担当者に聞く、こだわりと魅力

じっくり美味しさ引き出すお鍋
『真空保温調理器 シャトルシェフ』担当者に聞く、こだわりと魅力

シャトルシェフの企画担当 森弘美さんに、シャトルシェフのこだわりやオススメのレシピ、お客様への想いなどたくさんのお話をお伺いしました。

自分が作った商品の魅力が伝わる嬉しさ

――― 森さんのこれまでについて教えてください。

サーモス株式会社に新卒で入社し、現在8年目になります。1年目は管理系の部署におりました。2年目から商品企画の部署に配属になりまして、現在はシャトルシェフを始めとした調理系の商品の担当をしています。

私の仕事は、商品をつくるときのハブ的な存在なんです。商品をいくらでつくって、いくらで売るかというマーケティング戦略から、デザイン、技術、使い勝手といったところは、それぞれに専門の部署がありますので、連携をしつつどういった価値を最終的にお客様に届けられるかということを総合的に判断しています。

企画の楽しさは、やはりなんと言っても自分の商品が世に出て評価していただけること。それが、一番のやりがい、面白さだと思います。また、商品のこだわったところなどをお客様に分かっていただけたりすると嬉しいなと思います。

シャトルシェフの企画担当 森弘美さん

余熱でじっくり調理。シャトルシェフと普通のお鍋との違い

――― 普通のお鍋との違いを具体的に教えてください。

ご存知のとおりTHERMOSは、魔法びんのメーカーです。シャトルシェフは普通のお鍋と魔法びん構造の保温容器がセットになったものです。加熱したお鍋を魔法びん構造の保温容器に入れていただくことで、お鍋の中の熱を逃がさずに保温調理するというものです。もちろん保温中はガスも要りませんし、火からおろして保温するので安全です。火を使わずに煮込んでいる状態なので、例えばお子様のお迎えに3、40分間家を出る時にも、事前にシャトルシェフに食材を仕込んでおけば帰ってきたらしっかり煮物ができていたりと便利にお使いいただけます。

さらに使いやすく。新しいシャトルシェフのこだわり

――― 今回新しく発売されたシャトルシェフのこだわりを教えてください。

シャトルシェフは、サーモス商品の中でもロングセラーの商品です。新しいシャトルシェフは、長くお使いいただいている方に信頼され愛されているところを残しつつ、改良した最新モデルになります。

改良した点は、調理鍋です。元々はステンレス製だったものを、今回アルミ製にし内側にふっ素コーティングを施したというのが最大の特徴になっています。
以前は底が厚いステンレスのお鍋で、熱の伝わりを均一にして焦げ付きにくくするという仕様でした。でも、一般的に販売されているほとんどのフライパンやお鍋は内側がふっ素コーティングされていて、焦げ付きにくく、さらにつるっとしていて使いやすいようになっています。シャトルシェフの調理鍋も、軽くて焦げ付きにくく扱いやすいお鍋にするために材質から見直して、中のコーティング部分にこだわってつくったというところが一番のポイントです。

――― シャトルシェフに使われている素材を大きく変えるのは、挑戦だったのではないでしょうか?

ステンレス製の保温容器とアルミ製の調理鍋という異なる金属を組み合わせるということが難しかったところです。それは専門の部署と連携してクリアしていきました。
また、シャトルシェフのような高温を何時間も保つという厳しい環境下でもクオリティーを保つことができるふっ素コーティングの選定にも苦労しました。

開発の担当者とはかなり密にやり取りをしていきました。やはり素材を変え、新しいコーティングをするということは大変難しく、開発期間も1年半ほどかかりました。

デザインはできるだけシンプルで汚れがたまりにくいようにしています。あとは、製品のカラーとして初めてマットのブラックを採用しました。この色が女性にご好評いただいています。ナチュラルな雰囲気やシンプルなキッチンにすごく相性が良いんです。歴代のシャトルシャフでは色によって人気に差がありましたが、今回のオレンジとブラックは両色とも同じくらいご好評いただいています。

また、シャトルシェフは圧力鍋と同じカテゴリーに分類されることが多いのですが、あまり圧力鍋のようなギミック感を出さないようなデザインにしました。圧力鍋は、圧力を調整するバルブなどが付属していますが、シャトルシェフは、土鍋のように日常に取り入れやすくそのまま食卓に出せるようなデザインを意識してつくりました。

――― 機能的な部分で一番オススメのポイントを教えてください。

一番は何と言っても炒めてから保温するところまで、シャトルシェフ一つでできるという点です。今までは、炒める時にちょっと温度が高かったりすると調理鍋の内側に食材がこびりついてしまうため、炒める時はフライパンを使っているというお声がお客様からありました。でも、今回のシャトルシェフの調理鍋はふっ素コーティングが施されているため、鍋底に食材がこびりつかずストレスフリー。洗う時もつるっと汚れがとれるんです。それが一番のポイントですね。時短になりますし、働くお母さんたちにぜひ使ってもらいたいです。

シャトルシェフで作れる料理は、煮込み料理だけじゃない!

私はシャトルシェフでご飯を炊いています。早くてそれでいて美味しいです。土鍋で炊きたいなとか、毎回炊き立てが食べたいなという方には特にオススメです。土鍋で炊く時は、火加減の調整がちょっと難しいですよね。でも、シャトルシェフを使うと、沸騰したら弱火にして8分加熱。そのあと保温容器に入れて15分保温するだけでできあがりです。そのまま放っておいても大丈夫ですよ。

――― これからの季節はお正月料理作りにも良さそうですね。

そうですね。うちの祖母はシャトルシェフで黒豆を煮るのがすごく上手なんですよ。なぜかというと、余熱で煮るからつやっとなるんですね。若い方は豆を煮ることはあまりないかもしれないですが、お正月なのでちょっと丁寧に作ってみたいなという時に、シャトルシェフがあれば特別なテクニックなく美味しく作ることができます。また、クリスマスやパーティーなどにオススメのレシピもありますので、ぜひTHERMOSのホームページでご覧いただければと思います。

――― 他にシャトルシェフで作るオススメのレシピはありますか?

シャトルシェフで作る茶碗蒸しが美味しいです。シャトルシェフにお水を入れて温めて、そこに茶碗蒸しの卵液が入った器を入れます。お湯が沸騰したら弱火で2分加熱、あとは保温で蒸し上げます。シャトルシェフを使うと沸騰し続けないので、すが入らず本当にきれいな茶碗蒸しができるんです。同じ作り方でプリンもできます。ぜひ試してみて欲しいですね。

シャトルシェフのレシピはこちら

様々なライフスタイルに寄り添うシャトルシェフ

――― 今回のシャトルシェフは、さらに使い勝手の良さにもこだわっておりますが、どんな方に使っていただきたいとお思いですか?

シャトルシェフは、わりとご年配の方には知っていただいているのですが、今の2、30代の結婚して子供がいる世代の方にはあまり知られていないので、そういう方々にこそ使っていただきたいと思っています。シャトルシェフがあると、日々の忙しい時間の中でも簡単な仕込みでしっかりと美味しい料理を作れて、かつ経済的です。
実は離乳食もすごく作りやすくて、シャトルシェフに入れて放っておけば食材を柔らかくできて、さらに素材それぞれの味を逃がさないのでしっかりカボチャやニンジンの味が残るんです。あと、火にかけ続けないので料理の匂いもせず、妊娠中のつわりなどでお料理中の匂いが気になる方にもオススメです。

シャトルシェフは使っていただかないとなかなか魅力が伝わらないのですが、今回のシャトルシェフは、本当に使い勝手の良いお鍋に、さらに保温機能がついているというようなイメージです。なので、気軽に手に取っていただければと思います。

毎日の料理や家事、育児、そして仕事と忙しい日々を送る働くお母さんはもちろん、一人暮らしの方やご年配の方など、様々なライフスタイルに寄り添う、THERMOS 真空保温調理器 シャトルシェフ。使い方はそれぞれ自由に、一年を通していろんな楽しみ方ができそうですね。じっくり保温で調理する便利さ、そして美味しさをぜひ味わってみてはいかがでしょうか?