お弁当×カレー粉でいつものおかずをおいしくアレンジ、夏でも食欲アップ!

新生活が始まり、お弁当を作るようになった方も多いはず。でも暑い夏は食欲も落ちてしまいがちです。そんなときは手軽に使えるカレー粉を使って、いつもとはちょっと違うおかずを作ってみませんか? お弁当作家としても活躍する料理研究家の平川ちあきさんに、カレー粉のちょい足しレシピを教わります。

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平川ちあきさん

平川ちあき

ひらかわ・ちあき

お弁当作家・料理研究家。金融機関勤務を経て食の世界へ転身。3人の子どもに30年作り続けているお弁当や行事食の知見を活かし、身近な食材で気持ちが華やぐ料理を発信する。企業のレシピ開発、テレビCMの料理制作、Webメディアでのコラム執筆など幅広く活躍中。
Instagram:@chiaki_poore

カレー粉は、ターメリックやコリアンダー、クミンなど数十種類ものスパイスやハーブを粉末状にしたミックススパイス。これらのスパイスは生薬としても重宝されており、食欲増進や肝機能アップなど、さまざまな働きが期待できるんです。またターメリック(ウコン)には防腐効果もあり、スパイスは醤油などの和素材とも相性が良いので、幅広い料理に利用できます。


でも、カレー粉を使うときに気になるのは、他のおかずへの「色移り」や「におい移り」ではないでしょうか。プラスチック製の容器では洗っても色が残ってしまうので、ステンレス製がおすすめです。そこで今回は、サーモスの2段式お弁当箱「フレッシュランチボックス」(635ml)を使用します。あわせてご紹介するのは、春巻きの皮で具を包むレシピ! カレーの香りが広がりすぎないので、他のおかずと一緒に盛り付けても大丈夫。ぜひ作ってみてくださいね。

▲色移りやにおい移りがしにくいステンレス製。暑い夏でも活躍する専用保冷ケース付きです。
  • 豚ひき肉 200g
  • 【A】醤油 大さじ3
  • 【A】料理酒 大さじ1
  • 【A】みりん 大さじ1.5
  • 【A】おろししょうが(チューブ) 小さじ1
  • 【A】きび砂糖 大さじ2(上白糖でも可)
  • 【A】カレー粉 小さじ2
  • 【A】水 50ml
  • 【B】冷凍むき枝豆 50g
  • 【B】椎茸 6個 100g
  • 春巻きの皮 10枚(ミニサイズならそのまま、レギュラーサイズなら17cm四方に切る)
  • 春雨 30g
  • こめ油 小さじ2+適量(サラダ油でも可)

【下準備】
・椎茸は石づきを取り、8mm角ほどに切る。

▲椎茸の軸もざく切りしておきます。

【1】鍋に【A】を入れよく混ぜ、豚ひき肉を入れ菜箸で肉をほぐしながら混ぜ、中火にかける。中火で時々混ぜながら加熱する。

【2】豚ひき肉の赤みが少し残っている状態になったら【B】を加えて混ぜ、汁気がなくなるまで肉がダマにならないように混ぜながら7分程度煮詰める。汁気がほとんどなくなってきたら、こめ油を回しかける。焦がさないように菜箸で混ぜながら、3分程度そぼろ状になるまで加熱し、火を止める。粗熱が取れたら保存容器に移し、よく冷ます。

▲後からこめ油を加えることで、そぼろがボソボソするのを防げます。
▲Myフードコンテナ角型600mlを使用しています。

【3】【2】のカレーそぼろのうち、170gをボウルに用意する。春巻きの皮を17cm四方に切る。

▲切り取った残りはラップに包んでおき、ソーセージや野菜を巻いて焼くとおつまみになります。

【4】鍋に湯を沸かし、春雨を2分程度ゆでる。 ザルにあげて水気を切ったら、3cm位にカットする。ボウルに取っておいたカレーそぼろに春雨を入れて混ぜる。

▲春巻きの皮で包みやすくするため、春雨はカットしてから混ぜます。

【5】【4】の春巻きのタネの1/5量を春巻きの皮の手前にのせてしっかりと巻き、巻き終わりは水(分量外)をつけて閉じる。

▲具がたっぷりですが、手を添えながら包むと上手に巻けます。
▲中身が出てこないよう、きつめに巻くのがコツです。

【6】巻き終わりを下にして、もう一重春巻きの皮でふんわりと包む。

▲2回目はきつく巻かず、やさしくふんわりと。

【7】フライパンにこめ油を底から1cm位入れたら、火にかけて、180℃に熱する。全面がきつね色になるまで4分程度揚げ焼きする。

▲こめ油は酸化しにくく、油特有のにおいが少ないため、時間を置いて食べるお弁当おかずに最適です。

しっかり冷ました「カレーそぼろの春巻き」をメインに、「紫キャベツとにんじんのレモン塩麹和え」「ズッキーニの揚げ焼き」「れんこんボール」など、平川さんがあらかじめ作ってきてくださった副菜と一緒にお弁当箱に盛り付けます。上手な盛り付けのコツは、

・水分の多いおかずはしっかり絞ってから詰める
・揚げ物と水分の多いおかずを並べない
・崩れそうなおかずはお弁当箱の端に盛り付ける


など。色や高さのバランスを見ながら調節すると、彩りの美しいお弁当に仕上がるそう。

ちなみに写真右上にある別皿は、切り取った春巻きの皮を巻き付けて揚げた「舞茸の春巻き」。仕上げにハーブ塩をかけていただきます。

春巻きは皮を二重に包むことでパリパリッと軽い口当たりに。中身のカレーそぼろはジューシーで、なおかつ春雨入りなのでボリューム満点! 辛さは控えめなのでお子さまでもおいしく食べられます。お弁当はもちろん、大人向けのお酒のおつまみにも合いそうです!

暑くて食欲が出にくい夏でも、カレー粉を使ったおかずならスパイスの風味でおいしく食べられそうですよね。お弁当のフタを開けるのが楽しみになるようなランチタイムになりますように!

撮影:山下コウ太
編集:Nadia株式会社
執筆:田窪 綾
調理師免許を持つフリーライター。惣菜店やレストランで8年ほど勤務経験あり。食分野を中心に、Webや雑誌で取材やインタビュー記事作成などを行っている。

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