白湯の本当の飲み方とは?管理栄養士が教える、新!白湯習慣

寒い季節にぴったりの「白湯」。シンプルに見えて、実は奥深さもあるんです。飲むタイミングや温度にこだわることで、白湯の魅力を最大限に引き出せるそう。管理栄養士の資格を持つ料理家・ゆり子さんに、サーモス製品を使った白湯の楽しみ方をお聞きしました。

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ゆり子さん

ゆり子さん

料理家・管理栄養士。身近な食材や家にある調味料を使い、シンプルな工程で作れる野菜たっぷりのレシピをSNSで発信。特にYouTubeでは週に1度、平日5日分の献立記録の紹介が好評。自身も息子2人を育てる共働きの母として、忙しい平日でも作れる時短・簡単レシピを数多く紹介している。著書に「ゆり子の簡単・時短 30分3品献立」(ワン・パブリッシング)。
Instagram:@yuriko_momrecipe

「白湯 」と「お湯」の違いとは?どんな効果がある?

美容や健康に良いと聞く「白湯」ですが、そもそも白湯とは何なのでしょうか?「お湯」とはどう違うのか、ゆり子さん、教えてください!

ゆり子さん
ゆり子さん

「お湯」は水を温めたものですが、「白湯」は水を一定時間沸騰させてカルキなどの不純物を取り除き、飲みやすい温度まで冷ましたものを言います。こうすることで口当たりがよく飲みやすくなるんです。

なるほど、沸騰させ続けて不純物を取り除く必要があるんですね。とはいえ、白湯のために毎回1杯ずつ沸騰させるには時間も光熱費もかかりそうですよね……。

では、実際に白湯を飲むとどのような効果が得られるのでしょうか。

ゆり子さん
ゆり子さん

「白湯」は免疫力アップ、美肌づくりやダイエット、便秘解消、冷え性などに効果があるとされています。白湯を飲むことで胃腸から温まり、体全体の血流も良くなります。結果的に基礎代謝が上がったり、むくみが取れて肌荒れ改善につながったりと、体のさまざまな部分に働きかけてくれるんです。最近体調を崩しやすくなったという方や、毎日忙しくてストレスや疲労がたまっている方にはぜひ続けてほしい習慣ですね。

白湯を飲むようになるとうれしいメリットがたくさんあるんですね。
ちなみに、厚生労働省が推奨する1日当たりの水分摂取量は1.2リットル。しかし、サーモスが20代~50代の男女約500名を対象に行った「冬の水分補給に関する調査」では、全体の69%が1.0リットル以下と答えました。やはり、意識しないと推奨量の水分を摂ることは難しいんですね。

たっぷりの量を保温しておけるポットや、飲み頃温度が長く続くカップがあると、自然に水分が摂れるのではないでしょうか。

そこで今回はサーモス製品を使って、時短も節約も叶う白湯の作り方をゆり子さんに教わりました。簡単なので、ムリなく「白湯習慣」が身につきますよ!

飲み頃をいつも手元に。毎日の習慣になる、かんたん白湯の作り方

白湯を作るために用意したものは、左から
・セラプロテクトシリーズ マルチポット
・真空断熱マグカップ
・ステンレスポット
・温度計
の4つです。

ステンレスポットは保温と保冷ができるシンプルなタイプ。内側はステンレス製魔法びん構造になっているので、熱を逃さず、飲み頃の温度を保ってくれます。0.7リットルから2.0リットルまで4サイズを展開していますが、今回は使いやすい1.0リットルを用意しました。

ということで、ここからは実際に白湯を作ってみましょう!

▲このくらいの泡が持続する程度の火加減を保ちましょう
ゆり子さん
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まずはマルチポットにおよそ1リットルの水を入れて沸騰させます。ポコポコと泡が立ってきたら、弱めの中火にして10分ほど加熱を続けましょう。

ゆり子さん、マルチポットに入れた水は水道水ですよね。例えばミネラルウォーターで白湯を作ってもいいのでしょうか?

ゆり子さん
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ミネラルウォーターは不純物が少ないので、沸騰を続けなくても大丈夫です! ちょうど良い温度まで温めるだけで飲めますね。電子レンジでの加熱でも良いと思います。

▲ステンレスポットは広口なのでマルチポットからでも注ぎやすい
ゆり子さん
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60℃~50℃程度まで冷ましてから、ステンレスポットへ移します。この時、温度計があると分かりやすいですね。なければ、やけどしないように気を付けながらお湯を触ってみるといいと思います。なお、沸騰直後から50℃まで冷めるまでの時間を測ってみたところ、およそ15分かかりました。ご家庭の環境によっても異なりますので、目安程度にしてくださいね。

▲中せんを閉めた時にあふれないよう、1㎝下程度までに留めておくのがポイントです
▲真空断熱マグカップに白湯を注げば、さらに飲み頃の温度をキープできます
ゆり子さん
ゆり子さん

後は、飲みたい時にカップに注ぐだけ!適温に冷ましてからステンレスポットに移すことで、淹れ直す手間がありません。朝すぐに作っておけば、仕事や子育て中でもサッと飲めて、自然に白湯を飲む習慣が身につくはず。一度にたくさん飲むのではなく、こまめに飲むのがおすすめです。また、1日でどれくらい水分を摂ったのかを把握できるのもポットの利点ではないでしょうか。

寒い日だけじゃない!春夏秋冬で楽しむ白湯のアレンジ

手軽に白湯が淹れられれば、無理なく続けられそうですよね。寒い日はもちろん、1年を通して季節を感じる楽しみ方を知っていると、「白湯習慣」が定着するのではないでしょうか。ゆり子さん、白湯のアレンジがあれば教えてください!

ゆり子さん
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春は「リンゴ酢白湯」、夏はさっぱり「梅干し白湯」、秋は「はちみつレモン白湯」、冬はぽかぽか「生姜白湯」 はいかがでしょうか?
マグカップに入れた白湯に、お好みのものを入れてよく混ぜるだけOKです。

春:「リンゴ酢白湯」
コップ1杯に対してりんご酢とはちみつを各小さじ1ずつ入れて混ぜる。
夏:「梅干し白湯」
コップ1杯に対して梅干し1個を種を取り除いてから入れて混ぜる。
秋:「はちみつレモン白湯」
コップ1杯に対してレモン汁とはちみつを各小さじ1ずつ入れて混ぜる。
冬:「生姜はちみつ白湯」
コップ1杯に対しておろし生姜とはちみつを各小さじ1ずつ入れて混ぜる。

▲アレンジ白湯の食材はステンレスポットではなくマグカップに入れて、飲み切れる分だけをその都度作りましょう

「健康な体のために、1年を通して白湯を飲む習慣を身につけられたらいいですよね」とゆり子さん。時間に追われていると、つい水分を摂るのもおろそかになってしまいがちです。適温を長時間キープできるコーヒーサーバーとマグカップを上手に利用して、毎日の白湯を習慣化していきましょう!

撮影:山下コウ太
編集:Nadia
執筆:田窪 綾
調理師免許を持つフリーライター。惣菜店やレストランで8年ほど勤務経験あり。食分野を中心に、Webや雑誌で取材やインタビュー記事作成などを行っている。

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