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家の中でも防災にも使える!「保冷バッグ」の意外な活用法をサーモス担当者に聞く

保冷バックイメージ画像

暑い季節に活躍する保冷バッグ。お弁当や食材を外で持ち運ぶ時に使うイメージが強いかもしれません。でも実は、使い方・選び方次第で暮らしをぐっと豊かにしてくれる便利アイテムです。今回は、サーモスの舘野洋輔さんに、保冷バッグの意外な使い方や長く使うためのコツを聞きました。

舘野洋輔(たての・ようすけ)

舘野洋輔

たての・ようすけ

2016年入社。営業部勤務を経て、2020年よりマーケティング部・商品戦略室に所属。これまでソフトクーラーやタンブラーなどの商品開発に携わる。

保冷バッグで冷やせるのは、食材だけじゃない!

夏に向けて、だんだんと気温が上がり、保冷バッグが活躍する季節が近づいてきました。

でも、なかには「最近はお弁当を作らないから、あまり保冷バッグを使わなくなった」「保冷バッグを買ったのはいいものの、使いどころがわからず家の中で眠っている」といった人もいるのでは。

「実は保冷バッグは食品を持ち運ぶだけのものではないんですよ 」と話すのは、サーモスのマーケティング部・商品開発担当の舘野洋輔さん。

なんでも、近年は形状や大きさ、用途などさまざまな種類の保冷バッグが登場していることから、商品の選び方や使い方次第で、日々の暮らしをぐっと豊かにしてくれる便利アイテムなんだそう。

今回は、暮らしをよりよくする、保冷バッグの意外な活用法を舘野さんにお伺いしました。

――保冷バッグといえば「お弁当や食材を入れるもの」というイメージを持たれがちです。それ以外に、どんなシーンで使えるのでしょうか?

舘野さん
「たとえば、首元を冷やす『ネッククーラー』。凍らせて使うものですが、朝の通勤・通学時に使うと、帰りの時間にはぬるくなってしまいますよね。そこで、保冷剤をいれた保冷バッグにネッククーラーを入れておくと、帰りの時間まで冷たさをキープできるんです

コンパクト設計の「保冷バッグインバッグ(REY-0031)」。カバンにしまいやすくて、通勤・通学時にもおすすめ
コンパクト設計の「保冷バッグインバッグ(REY-0031)」。カバンにしまいやすくて、通勤・通学時にもおすすめ

――暑さ対策にも活用できるんですね! その使い方は目からウロコです。

舘野さん
「小学生のお子さまだと、ネッククーラーを巻いて登校し、授業中はそれを保冷バッグに入れておく。そうすると、下校の時も帰りもひんやりした状態で使えます。それからネッククーラー以外にも、凍らせたタオルを入れて持ち運ぶのもおすすめです。リュックやバッグにも収まるコンパクトな保冷バッグを使うと便利ですよ」

家の中でも大活躍の保冷バッグ。災害の備えにも!

――冷感グッズを持ち運ぶ時に、保冷バッグを活用するのはいいアイデアです。やはり、屋外で活躍するアイテムなんですね。

舘野さん
「実は、お家の中でも保冷バッグを使えるシーンはたくさんあるんですよ。私も実践しているのが、冷やした飲みものを小型の保冷バッグの中に入れて『簡易冷蔵庫』として使うこと。リビングで映画を見ている時や、忙しいリモートワーク中など、わざわざ席を立たなくても冷たいドリンクを飲むことができます。冷蔵庫まで行きたくないなぁという時にぴったりです(笑)」

家の中でも保冷バッグを活用している舘野さん
家の中でも保冷バッグを活用している舘野さん

――なるほど! 保冷バッグはアウトドアで使うイメージがありましたが、インドア派の人でも活用できるんですね。

舘野さん
「私もインドア派なので(笑)。家の中のいろいろな場面で使っていますよ。最近やり始めたのは、防災アイテムとして常備すること。保冷バッグに非常用の飲料水を入れておけば、災害時にサッと持ち出すことができるんです。停電が起きた場合も、冷蔵庫や冷凍庫に入っている食材を保冷剤と一緒に移し替えれば、しばらくの間は保冷状態を保てます。普段あまり外出しないという人でも、災害用の便利アイテムとして保冷バッグを備えておくのはおすすめです」

――保冷バッグが非常時のライフラインになるとは驚きです……!

舘野さん
「サーモスの保冷バッグは小さく折りたためるものもあるので、出番ではない時に収納しやすいんです。車に積んだり、ちょっとしたスキマに収納したり。大きな保冷バッグをひとつ常備しておくだけでも、何かあった時にも安心だと思います」

「保冷ショッピングバッグ RFI-025」は、畳むとここまで薄くなるんです
「保冷ショッピングバッグ RFI-025」は、畳むとここまで薄くなるんです

保冷バッグの力を引き出すコツは「保冷剤」にあり

――サーモスの保冷バッグは、一見普通のバッグなのに、なぜこんなにも保冷できるのでしょうか?

舘野さん
「当社がつくっている保冷バッグは『アイソテック』という、サーモス独自に開発した断熱構造が使われています。ポリエステルやポリウレタン、発泡ポリエチレン、ポリプロピレン不織布など複数の断熱材を何層も重ねることで、外気の熱を遮断し、内部の冷たさをキープする仕組みです」

――保冷バッグの力を最大限引き出すためのコツはありますか?

舘野さん
「ひとつは、保冷剤を入れる場所でしょうか。冷気は上から下に流れるので、保冷剤はバッグの上部に入れると、より冷たさを保持できるんです。『保冷ショッピングバッグ』には、保冷剤を入れるメッシュポケットをフタの裏側に付けています」

大きな保冷剤もしっかり入れることができます
大きな保冷剤もしっかり入れることができます

――保冷剤を入れる場所も大切なんですね。

舘野さん
「あと、ハードタイプのクーラーボックスの中に、今までご紹介したようなソフトタイプの保冷バッグを入れると、さらに保冷効果が高まります。猛暑の中でキャンプやピクニックをする時は、二重にするのもおすすめです」

――実際にサーモスの保冷バッグを手に取ってみると、どれもつくりがしっかりしている印象です。ひとつ買えば、結構長く使えそうですね。

舘野さん
「壊れにくさに関しては、かなり意識して商品を開発しています。保冷バッグが壊れる原因って、外側からダメージを受けた時に多いんです。だから、摩擦に強い生地を使ったり、縫製を細かく施したりなど、壊れにくいよう工夫しています。地面に直接触れないよう、底にゴムびょうを付けている商品もありますよ。どれもタフな仕様になっているので、長く使っていただけると思います」

床に置く機会の多い製品は、底にゴムびょうを付けています
床に置く機会の多い製品は、底にゴムびょうを付けています

――汚れてしまった時は、どうお手入れするのがよいのでしょう?

舘野さん
「内側をさっと拭くだけで大丈夫です。洗濯OKのものもありますが、保冷力の強い多層構造のものは、中身が乾きづらくカビの原因になってしまうので、基本はお控えいただけたら。定期的に陰干しして風を通しておくと、においや湿気もこもりにくくなりますよ」

あらゆるシーンで「日常使い」できる保冷バッグを

――保冷バッグを開発するうえで、最近はどのようなポイントを重視していますか?

舘野さん
「近年は、みなさまに『日常使いしやすいもの』を手に取っていただいている印象があります。ですので、私たちが大切にしているのは、あらゆるシーンで、どなたにもお使いいただけるような保冷バッグを開発すること。たとえば『保冷ロールトップバッグ』は、アウトドアギアから着想を得ているのものです。開口部をクルクルっと巻いてバックルで留められるので水漏れしにくく、バッグに取り付けることもできます。通勤・通学用にも使いやすいですよ」

どんなシーンでも使えるよう、落ち着いたカラーリングにしているのも特徴
どんなシーンでも使えるよう、落ち着いたカラーリングにしているのも特徴

――確かに見た目もスマートで、日常使いにもぴったりですね! 長く愛用してもらうための工夫が詰まっているのがわかります。

舘野さん
「毎日使うものだからこそ、ちょっとした工夫や気づかいを積み重ねています。保冷バッグは、実は日常の至るところで活躍する、とても使い勝手がいいものです。アウトドア好きな方はもちろん、インドア派の方もぜひ一度保冷バッグを手に取っていただけたら嬉しいです」

「みなさまそれぞれが、保冷バッグの新しい使い方を見つけてくれることが多いですね」
「みなさまそれぞれが、保冷バッグの新しい使い方を見つけてくれることが多いですね」

「外で使うもの」「お弁当を入れるもの」というイメージが強い保冷バッグ。でも実は、食品の持ち運びはもちろん、夏の通勤・通学や災害への備え、さらには自宅での「動きたくない時間」をもサポートしてくれる頼もしい存在です。この夏は、新しい保冷バッグを相棒に迎えてみるのもいいかもしれません。

撮影:小野奈那子
編集:ノオト
文:船橋麻貴

船橋麻貴

船橋 麻貴

ふなばし・まき

雑誌やWEB、広告などで執筆中。生涯の目標に締切厳守を掲げるものの、いろいろ遅れがちな人生。特技は暴飲暴食と思いつき旅。焼き菓子&パン1年生。

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