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冷たいまま持ち歩ける「自家製炭酸ドリンク」レシピ!夏のアウトドアにもぴったり

爽やかな飲み心地が楽しめる炭酸ドリンク。今年は手作りの美味しい炭酸ドリンクを水筒に入れて、冷たいまま持ち歩いてみませんか?栄養士の資格を持つ料理研究家の堀口泰子さんに、おすすめの炭酸ドリンクレシピを2品教えていただきました。

堀口泰子
ほりぐち・やすこ
栄養士・料理家。健康食育事業やアスリートサポートに従事。美味しく楽しむ健康的な食事術を伝える。講演、栄養指導、コラム執筆、レシピ、商品開発、料理講師など幅広く活動。
身近な食材を使って簡単にできる家庭料理を得意とし、レシピ本も多数手がける。離乳食から介護予防まで様々な食育活動のなかで、健康に役立つお米の食べ方を紹介。スポーツの現場ではジュニア育成と競技力向上ための心と体の成長に注力している。
HP:https://eiyoushiyakko.jimdofree.com/
スポーツ飲料もOK!冷たいまま持ち運べる炭酸飲料ボトル

今回使用するのは、スポーツシーンにも、オフィスでのリフレッシュにもぴったりな保冷炭酸飲料ボトル。炭酸飲料の冷たさがキープでき、スポーツ飲料も入れられます。


なぜ炭酸OKなのか?その理由は新構造のフタにあります。フタを少し回すと中の圧力が逃げ、さらに回すと開くという2段階の構造になっていて、開けやすく こぼれにくくなっているんです。

また、リュックにもかけられるカラビナ付きの炭酸飲料ボトルもあります。軽量・コンパクト設計で持ち運びがさらに便利に。アウトドアにもおすすめです。
今回は堀口さんに、それぞれの炭酸飲料ボトルにぴったりな炭酸ドリンクレシピを教えていただきます。
甘さ控えめ!「爽やかソルティクラフトコーラ」
まずは、シュワッと爽やかな手作りコーラをスポーツドリンクとして楽しめるレシピです。スポーツやハイキング中の水分補給にぴったり!RBAA-500に入る分量(500ml)で作れます。


日本スポーツ協会が熱中症対策の飲み物として推奨している「塩分」と「糖質」の濃度に配慮しています。一般的な炭酸飲料は糖分が多すぎると感じている方にもおすすめです。
今回のレシピはどちらもその濃度が変わらないよう、保冷炭酸飲料ボトルに氷を入れない作り方なんですよね。

はい。ただ、できるだけ冷たい状態で楽しんでいただけるよう、下準備に「保冷炭酸飲料ボトルを予冷する」工程を入れています。グラスなどに入れて飲むときに、お好みで氷を入れていただくといいですね。


- 【A】水 100ml
- 【A】黒砂糖 30g(大さじ3)
- 【A】天然塩 1g
- 【A】シナモン(スティック) 1/2本
- 【A】コリアンダー(パウダー) 3~5ふり
- 【A】ナツメグ(パウダー) 適宜
- 炭酸水 400ml
・予冷した炭酸飲料対応の保冷ボトル(保冷炭酸飲料ボトルRBAA-500)に冷水を入れ、1分程度予冷しておく。
・炭酸水は冷蔵庫で冷やしておく。
・シナモン(スティック)は手で縦に4つに割る。


他のスパイスはパウダーを使いますが、シナモンはスティックを選んだ方が風味豊かに仕上がります。
【1】鍋に【A】を入れて沸とうさせる。黒砂糖を溶かしながら中火で3分煮て、火を止める。


コーラらしい色味やコク出しのほか、ミネラルの補給もできるため黒砂糖を使用しています。1歳未満のお子さんには与えないでください。仕上がりの色は薄くなりますが、きび砂糖やてんさい糖でも作れます。
【2】茶こしでこしながら耐熱カップに移す。粗熱が取れてから冷蔵庫で30分程度冷やす。


スパイスの破片は水筒内を傷つける可能性があるので、必ず茶こしでこしましょう。
【3】予冷した保冷炭酸飲料ボトル(今回の場合はRBAA-500)に【2】と炭酸水を数回に分けてゆっくり注ぎ入れ、フタを閉める。


工程【2】で完成したシロップは煮沸した容器に入れ、冷蔵庫で2~3日保存が可能です。炭酸水と一緒にボトルに入れたら、その日のうちに飲みきるようにしましょう。
クラフトコーラを飲み慣れていない方は、スパイス少なめから試してみてください。シナモン以外のスパイスを減らしたり、クローブやカルダモンに替えたりするのもおすすめです。
おうちでゆったり飲む場合は、炭酸水を紅茶に替えたり、牛乳で割ってチャイ風の味わいを楽しんだりするのもいいですね。
BBQにもおすすめ!みんなでシェアして楽しめる「空色ティーソーダ」
続いては、FJK-1000で持ち運べる炭酸ドリンクレシピ。1L分たっぷり作れるので、アウトドアなどのお出かけの際、みんなでシェアをして楽しめます。


バーベキューやキャンプで楽しく盛り上がれそうな、青色が映える炭酸ドリンクです。バタフライピーはレモン果汁を入れると紫色に変化します。お好みでいちごやキウイ、パイナップル、ブルーベリーなどを入れると、華やかな一杯が楽しめますよ。

- バタフライピー(ハーブ) 3g(大さじ2)
- 熱湯 200ml
- アガベシロップ (ガムシロップでも可)適宜
- 炭酸水 800ml
- レモン(輪切り) 適量
- お好みのフルーツ 適量
※保冷炭酸飲料ボトルFJK-750を使用する場合、主材料は以下の分量に変更しましょう
- 熱湯 150ml
- バタフライピー(ハーブ) 2g(小さじ6)
- 炭酸水 600ml
・保冷炭酸飲料ボトル(今回の場合はFJK-1000)に冷水を入れ、1分程度予冷しておく。
・炭酸水は冷蔵庫で冷やしておく。
・レモンは輪切りにする。
・お好みのフルーツを食べやすい大きさにカットする。
1.ティーポットなどにバタフライピーを入れ、熱湯を注いで2分ほど蒸し、茶こしでこす。お好みでアガベシロップ (またはガムシロップ)を入れて混ぜる。

【2】粗熱が取れたら冷蔵庫で30分程度冷やす。

炭酸水で割るので、バタフライピーティーは濃いめに淹れています。粗熱を取ったら製氷皿で凍らせて、炭酸水で割って飲むのもいいですね。
【3】予冷した保冷炭酸飲料ボトル(今回の場合はFJK-1000)に【2】と炭酸水を数回に分けてゆっくり注ぎ入れ、フタを閉める。

【4】飲むときにグラスに【3】を注ぎ、カットしたフルーツを入れ、レモンを添える。

レモンやフルーツは保冷ボトルには入れず、グラスに注いでから加えましょう。飲む直前にレモンを搾り入れると、色の変化が楽しめますよ。冷凍のカットフルーツや、フルーツ缶詰もおすすめです。
美味しい手作り炭酸ドリンクで暑さを乗り切ろう!

どれもきれいな色合いのドリンクですね。スポーツシーン以外なら、上にアイスをのせても美味しそうです!
ところで堀口さん、そもそもなぜ暑い日に炭酸ドリンクが飲みたくなるのでしょうか?

炭酸ドリンクのシュワシュワ感の正体は二酸化炭素です。飲むと口の中や喉に、炭酸の泡による刺激が生まれるので爽快感につながるんですね。炭酸の刺激で胃腸の動きが促され、消化を助ける働きもあります。
ただ、爽やかな分、甘さを感じにくいこともあります。市販のドリンクとは異なり、手作りなら砂糖の量を調整できるので、ぜひ今回のレシピを試してみてほしいです!
熱中症や夏バテにも注意が必要なこれからの季節。手作りの炭酸ドリンクならお好みの味わいで、スッキリと水分補給ができます。ぜひ猛暑を心地よく乗り切りましょう!
撮影:山下コウ太
編集:Nadia
執筆:田窪 綾
調理師免許を持つフリーライター。惣菜店やレストランで8年ほど勤務経験あり。食分野を中心に、Webや雑誌で取材やインタビュー記事作成などを行っている。