サーモスWEBマガジン
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バリエーションいろいろ!「全国ご当地玉子焼き」でレパートリーを増やしてみよう
ふわっふわの玉子焼きは、食卓の定番!甘口の仕上げや、だしを効かせた塩味など、ご家庭やその土地によって味わいもさまざまです。今回は料理研究家の高橋善郎さんに、地域の食材を使った3種類の「ご当地玉子焼き」レシピを教えていただきました。どれも身近な材料で作れます!
高橋善郎
たかはし・よしろう
料理研究家/トライアスリート。料理家でありながら、東京 世田谷にある和食料理店 「凧(はた)」「凧 HANARE」の代表を務める。調理師免許、きき酒師、ソムリエ(ANSA)、野菜ソムリエなど食に関する資格を9個保有し、食品メーカーのレシピ開発、店舗コンサルティングを中心に、各メディアに出演中。
トライアスロンの国内大会では年代別優勝するほどの実力を有し、走る料理家としてスポーツメーカーや健康雑誌とのタイアップも多く手がけ、「食 ✕ 健康 ✕スポーツ」を普及する活動も精力的に行っている。
Instagram:@yoshiro_takahashi
Nadia:https://oceans-nadia.com/user/11937
いつもの「玉子焼き」をご当地風に!食卓のマンネリを解消しよう
高橋さん、「玉子焼き」はお弁当やふだんのおかずなど出番が多いですが、いつも同じ味になってしまいがちですよね。バリエーションをつけるには、どのようにしたらいいでしょうか?
生まれ育った地域によって、慣れ親しんだ玉子焼きの味付けは違いますよね。でも、地域の食材を加えた「ご当地玉子焼き」なら、難しく考えず、気軽に挑戦できます。味のレパートリーも広がりますし、組み合わせによってはお酒のおつまみにもなりますよ!
「ご当地玉子焼き」、面白そうですね!
今回は高橋さんに、ご当地のレシピを3種類教えていただきました。使用するサーモス製品は、「セラプロテクトシリーズ玉子焼きフライパン」です。

内面が白いので食材の色が確認しやすく、ちょうど良いサイズ感。しかも軽量なので、とても使い勝手がいいんです。別売のフタもあります。
高橋さん、実際に使ってみていかがですか?

しっかりとしたコーティングで油や食材の滑りがとてもいいですね。白いフライパンは初めて使いましたが、確かに玉子焼きの焼き加減がよくわかります。それにすごく軽いし、温まるのがすごく早い!これは忙しい朝にも重宝してくれそうです。木目調の持ち手もかわいいですね。
確かに、機能性だけでなく見た目にも気分が上がるフライパンですよね。ではさっそく、玉子焼きレシピを教えていただきましょう!
【高知】「ピリッと柚子のツナ缶だし焼き」

高知の特産品のひとつ「柚子こしょう」をツナと一緒に楽しむ玉子焼きです。香り高い柚子こしょうとツナのコクで、食卓での一品はもちろんお弁当にもぴったり。ツナはノンオイルのものを使用します。缶の汁も少し加えてだしがわりにしましょう。

- 卵(Mサイズ) 3個
- ツナ缶(ノンオイル) 1/2缶
- 玉ねぎ 1/8個(20g)
- サラダ油 適量
- 【A】水 大さじ1
- 【A】みりん 大さじ1
- 【A】しょうゆ 小さじ1
- 【A】柚子こしょう 小さじ1/4
・ツナ缶は汁気を軽く切る。
・玉ねぎはみじん切りにする。
【1】ボウルに卵を割り入れ、白身を切るように溶く。【A】と【下準備】の食材を加え、さらに溶く。
【2】玉子焼きフライパンにサラダ油を引き、弱火~中火で温める。【1】を1/4の分量流し入れ、フライパン全面に卵液をなじませる。半熟状態になったら手前に巻いていく。巻き終わったら奥側に送り、空いたスペースに油を薄く引く。同様に3回、この作業を繰り返す。

サラダ油はボトルからそのつどフライパンに流し入れると、玉子焼きの仕上がりが油っぽくなってしまいます。大さじ1前後を目安に小皿に入れ、小さめに折りたたんだキッチンペーパーを浸し、フライパンになじませるように薄く油を引きましょう。その後、箸先で卵液を1滴たらし「ジュワッ、パチパチ」と音がしたら、卵液を流し入れるタイミングです!

卵液を流し入れたら、大きい気泡をつぶしながら半熟にしていきます。火加減は一定のまま、フライパンを上に持ち上げたりしながら加熱を調整すると上手に巻けますよ。
【3】バットやまな板の上に巻きすを置き、【2】をのせて軽く包み、成形する。食べやすい大きさに切り、器に盛りつける。

包む時間は5分程度を目安に。形が整えばOKです!巻きすがない場合はキッチンペーパーでも代用できます。
【北海道】「じゃがバターだし巻き」

北海道を代表するグルメのひとつ「じゃがバター」を組み合わせて、いつもとはちょっと違う玉子焼きを作ってみましょう!「セラプロテクトシリーズ玉子焼きフライパン」は、ちょっとした炒め物にも活用できるので、ひとつあると日々の食卓で活躍してくれますよ。

- 卵(Mサイズ) 3個
- じゃがいも(中) 1/2個
- ホールコーン缶 30g
- ハーフベーコン 2枚
- しょうゆ 小さじ1/2
- 有塩バター 15g
- サラダ油 適量
- 粗びき黒こしょう 適量
- 【A】水 大さじ1
- 【A】みりん 大さじ1
- 【A】しょうゆ 小さじ1/2
・じゃがいもは芽があれば取り除き、1~2cm幅の角切りにする。耐熱皿にのせ、ラップをかけて電子レンジ(600W)で約2分加熱する。
・ホールコーン缶は水けを切る。
・ハーフベーコンは1cm幅に切る。
【1】玉子焼きフライパンに有塩バターを入れ、中火で温める。【下準備】の食材をすべて入れて、全体に焼き色がつくまで2分前後焼く。しょうゆを回し入れたら別皿に移してフライパンをきれいにする。
【2】ボウルに卵を割り入れ、白身を切るように溶く。【A】、【1】の半量を加え、さらに溶く。
【1】は半量を卵液に加え、一緒に混ぜ合わせることで食材やバターしょうゆの香りを卵に移します。残りの半量は玉子焼き完成後に上にのせ、具材感を楽しみましょう!
【3】玉子焼きフライパンにサラダ油を引き、弱火~中火で温める。【1】を1/4の分量流し入れ、フライパン全面に卵液をなじませる。半熟状態になったら手前に巻いていく。巻き終わったら奥側に送り、空いたスペースに油を薄く引く。同様に3回、この作業を繰り返す。
このレシピでは玉子焼きにあえて焼き色をつけると、香ばしさがよりいっそう楽しめます!
【4】バットやまな板の上に巻きすを置き、【3】をのせて軽く包み、成形する。食べやすい大きさに切り、器に【1】の半量ものせて、粗びき黒こしょうをふる。お好みで有塩バター(分量外:適量)をのせる。

玉子焼きは4等分にカットして豪快に盛り付けましょう!じゃがいもやベーコン、コーンのゴロゴロ感が楽しい、子どもから大人まで楽しめる一品です。黒こしょうをきかせると、おつまみにも◎
【福岡】「明太高菜だし巻き」

福岡名物の明太子や高菜漬けを使ったご当地感たっぷりの玉子焼き。お酒が進む味わいです。それぞれ塩味がついていて、さらにうま味や香りもあるのでしょうゆは少なめでOK!今回はサラダ油を使っていますが、ごま油に替えると風味がアップします。

- 卵(Mサイズ) 3個
- 明太子 20g
- 高菜 20g
- サラダ油 適量
- 【A】水 大さじ1
- 【A】みりん 大さじ1
- 【A】しょうゆ 小さじ1/4
- スライスチーズ(溶けるタイプ) 適宜
・明太子は身をこそぎ取る。
・高菜は汁気があれば軽く切る。
【1】ボウルに卵を割り入れ、白身を切るように溶く。【A】と【下準備】の食材を加え、さらに溶く。
【2】玉子焼きフライパンにサラダ油を引き、弱火~中火で温める。【1】を1/4の分量流し入れ、フライパン全面に卵液をなじませる。半熟状態になったら手前に巻いていく。巻き終わったら奥側に送り、空いたスペースに油を薄く引く。同様に3回、この作業を繰り返す。
【3】バットやまな板の上に巻きすを置き、【2】をのせて軽く包み、成形する。食べやすい大きさに切り、器に盛りつける。

お好みで大根おろしと七味唐辛子を添えても!また、玉子焼きをカットした後、スライスチーズを上にのせてもよく合いますよ。
高橋さん、取材チームも試食させていただきましたが、どれも個性があっておいしいですね!

玉子焼きには包容力がありますから、意外とどんな食材とも合わせやすいんです。今回は「僕がその土地を訪れたときに食べたいご当地グルメ」をイメージしてレシピを考えてみました。どれも冷蔵庫にある&スーパーで購入できる食材で作れるので、思い立ったときにパパッと作ってもらえたらうれしいです!
いつもとはひと味違った組み合わせで、作るのも食べるのも楽しくなる「ご当地玉子焼き」。気軽に挑戦できるだけでなく、食卓にちょっとした驚きも生まれます。ぜひ試してみてくださいね。