サーモスWEBマガジン
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行楽シーズンにぴったり! サーモスの山専用ボトルとハイキングに行ってみた
冬山などの厳しい気候条件でも高い保温力を発揮する、サーモスの山専用ボトル。登山の際はもちろんのこと、日常のなかでも役立つそう。その保温力をぜひ一度、実感してみたい!……ということで、この山専用ボトルをハイキングに持っていってみました。
登山にも日常使いにも! 山専用ボトルとは?
ステンレス製の真空断熱構造で高い保温・保冷力を誇るサーモスの魔法びん。さまざまなカラーやサイズがそろうなか、冬山のような極めて厳しい条件下での使用を想定して開発されたのが、山専用ボトルです。
2007年に発売の初代モデル以来、多くの登山者に支持されてきたロングセラー商品。
2013年のモデルチェンジ、2019年のカラーリニューアルを経て、2025年のカラーリニューアルは、「ジェットブラック(3サイズ)」「グレイッシュブラウン(3サイズ)」「ストーンブルー(750ml)」「スノーホワイト(500ml)」の4色を新たに展開しました。

「山専用」とあるので、「登山のとき以外、使うタイミングがないのでは?」と思うかもしれません。ですがもちろん、平地での使用もOK。登山用ウエアが日常の防寒や防水にも役立つように、山専用ボトルも「飲みものの温度をしっかりキープしたい!」というときに活用できるのです。
ボトルのなかのお湯(※1)は、6時間経っても77℃以上(※2)のままキープされるので、朝入れたお湯はお昼になっても熱いまま。
※1 95℃のお湯を入れる想定
※2 500mlサイズの場合。750miサイズは78℃以上、900mlサイズは80℃以上
たとえば、「オフィスに給湯設備がなくても、お昼にカップスープやインスタントみそ汁が飲みたい」「野外でカップラーメンを食べたい」といったシチュエーションにぴったりです。
山専用ボトルを実際に使ってみた
そんな山専用ボトル、実際に使ってみたらどのくらい保温力を実感できるのでしょうか。筆者は登山をする習慣がないため、今回はハイキングに山専用ボトルを持っていってみることにしました。ドリップコーヒーとカップラーメンをお供にします。
当日は朝7時に出発。この時点でのお湯の温度は、500mlのボトル(グレイッシュブラウン)は95℃ 、750mlのボトル(ストーンブルー)は96℃ です。

余熱(熱湯を入れて1分ほど待つ) をしたあとに再びお湯を入れると、ボトルの保温力が高まると説明書に書いてあったので、余熱をしてからお湯を入れてみています。
電車を乗り継いだのち、マイナスイオンをたっぷり浴びながら散策すること数時間。

時刻は12時を過ぎていました。ボトルにお湯を入れてから、5時間ほどが経過しています。ここで一度、ゆっくり座って休憩を取ることに。
お湯の温度を計ってみると……500mlのボトル(グレイッシュブラウン)は85℃ 、750mlのボトル(ストーンブルー)は86℃ !

まずは、500mlのボトル(グレイッシュブラウン)のお湯でドリップコーヒーを淹れてみます。
コーヒーは抽出するお湯の温度によって味わいが変わるといわれています。一般的に最適な温度といわれるのは90〜95℃くらい。では、85℃ではどうなるか……? というと高温のお湯で淹れたときよりも心なしか、軽やかでスッキリした味わいでした。筆者としては全然ありです。
続いてカップラーメンも作っていきましょう。
いつもどおりに3分ほど待ってから、麺をお箸で掴んでみたところ、
しっかり食べやすいやわらかさに仕上がりました。
「カップラーメンは時間をかければ水でも戻せる」という防災豆知識を知っていたので、元々なんにも心配はしていませんでしたが、これは想像以上のおいしさ! 普段使う沸騰したてのお湯より少し温度が低いものの、熱すぎないおかげで、むしろ食べやすいと感じました。
それにしても、自然のなかで食べるカップラーメンって、なんでこんなにもおいしんでしょう……。澄んだ空気と目に優しい緑色、そして温かくスパイシーな麺が、散策でほどよく疲れた体にじーんと染み渡ります。
ちなみにカップラーメンの汁は、塩分量を考えると、飲み干したくない人も多いはず。気になる後片付けの方法をいくつかお伝えします。
- 市販のスープ凝固剤を持参する
- 新聞紙やキッチンペーパーなどを持参して、残ったスープを吸わせる
景勝地は自然環境保護の観点などから、ゴミは各自で持ち帰ることになっているケースが多いもの。事前にしっかり準備をして、ビニール袋を多めに持っていくと、帰り道も安心です。
軽量設計なのもうれしい
ところで実際に持ち運んでみて特にうれしかったのが「ボトルが軽い」ことでした。というのも、山専用ボトルは持ち運びにも配慮して作られているので、どのサイズであっても本体重量は400g以内。このスペックでこの重さなのはありがたい!
登山はもちろんのこと、さまざまなお出かけのシーンにも活躍しそうな山専用ボトル。そんな心強い相棒を手に入れた今、「せっかくだから、今年の秋は例年以上にいろいろなところに出かけたい!」という欲までむくむくわきはじめています。
あなたもぜひ、好きなサイズやカラーの“相棒”をそばに置いてみませんか。
編集:ノオト
撮影:高橋亜矢子(ノオト)
高橋 亜矢子
たかはし・あやこ
コンテンツメーカー・ノオトに勤めるライター/編集者。知らない土地やスーパーをうろうろすることと交通インフラが好き。よく使う調味料はお酢。