寒い冬もきれいな手元で〜おうち時間にハンドケア+簡単ネイル

コロナ禍で、1日に何度も手洗い・消毒をするのが日常的な習慣になりました。でも、そのせいで手肌の乾燥や荒れに悩む人も増えています。特に空気が乾燥しているこの時期は、どのようなことに気をつければいいのでしょうか? ネイリストに、冬のハンドケアについて聞きました。
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手洗い・消毒の回数が増えて、手のカサつきが気になる人も多いのではないでしょうか。洗いすぎることで皮膚に必要な皮脂まで奪われ、乾燥や肌荒れの原因になることも。そこで今回は、ネイリストに教わった手肌ケアのポイントと、指先をきれいに見せてくれる簡単ネイルをご紹介します。おうち時間の合間にどうぞ!
食事の前、外から帰ってきたとき、お手洗いのあと、料理する前後などに、手洗いや消毒は欠かせません。でも、そのたびに本来手肌に必要な皮脂が奪われると、肌荒れや乾燥の原因になってしまいます。
コロナ禍で、ニューノーマルという生活スタイルが浸透するのはいいことですが、手がカサつき、爪の周りにささくれができたりすると、家事のたびに気になりますよね。
ネイリストさんいわく、「乾燥を放っておくと、肌荒れの原因になるのはもちろん、皮膚の老化を加速させてしまう」と。これは放っておくわけにはいきません。
少しでもダメージを防ぐために、手洗いの習慣から見直しましょう。
ポイントは大きく分けて2つ。
1つ目は、「手に水分を残さない」ということ。
皆さんは手を洗ったあと、どのくらい拭いていますか? パパッと2~3秒くらいですませていないでしょうか? 実はそれでは拭ききれていません。
試しに自分で確認してみると、特に指の関節や、手のひらのシワの間に水分が残っていました。これが蒸発するときに、手肌のうるおいを奪ってしまうのです。
まず手全体を拭いたあとに、指の間を拭きましょう。関節部分は、軽くこぶしを握るように指を曲げ、上からタオルで包むように拭きとります。爪も1本ずつタオルで軽く押さえて、指先に残っている水分を取り除きます。拭くときにゴシゴシすると逆効果なので、タオルで押さえて水気を吸い取るのがコツです。
2つ目のポイントは、「手洗いのたびにハンドケアをする」こと。洗ったあと、しっかり保湿をすることが大切です。
洗面台にハンドクリームを置いておくと、その場でケアができます。ポンプタイプのハンドクリームは、チューブタイプより素早く使えるので便利です。
普段の生活のなかで、手肌の乾燥の原因になることはたくさんあります。例えば、スマホやパソコンを使う、本・雑誌を読む、洗濯物をたたむ、炊事をする……。1日のあらゆるシーンで、私たちは想像以上に手先を使っていて、そのたびに手のうるおいが減っているというわけ。ちなみに手のパーツモデルは、乾燥から手指を守るために、水仕事以外では常に手袋をしているそうです。
実際には手袋をつけたまま過ごすのは難しいので、作業の前後に油分が多めのハンドクリームを塗るようにしましょう。
いつもよりカサつきが気になるときには、ハンドパックを試してみては?
ハンドクリームを塗ったあと、手袋をつけて30分ほどおくと、うるおい成分が浸透して手がすべすべになります。手袋の素材は、通気性と保湿性の良い綿やシルクがおすすめ。休みの日や寝る前などにやってみてください。
また、アルコール消毒をやりすぎてしまうのも乾燥が進む一因です。最近では、保湿成分が入った消毒液も発売されていますから、そういった商品を選ぶのもいいですね。
美しい手元をキープするためには、爪のお手入れも欠かせません。普段からできるだけ爪切りを使わず、こまめにヤスリで削るようにすると、爪の割れや乾燥を防げます。
そしてハンドクリームを塗るときに、爪の周囲もしっかりなじませるようにしましょう。クリームを塗ったあと、ネイルオイルを使うと、さらに効果的です。
流行りのカラーは、くすみがかったピンク、グレーとベージュが合わさったグレージュ、カーキなどが今冬のトレンドなんだそう。
凝ったアート系のものより、単色塗りでシンプルに仕上げるのが人気なのだとか。これなら普段あまりネイルを塗らない人でもトライしやすいのでは?
私も早速、試してみました。ネイルをするだけで、なんだか手がきれいに見えるから不思議。気持ちも華やぎ、うれしくなりました。
初心者におすすめのアレンジとして、写真のようにストーンをのせる、1本の指だけ違う色を塗る、先端にラメでアクセントをつける、というのをネイリストさんに教えてもらいました。
ネイルが乾くのを待つ時間に、お茶を飲みながらゆっくり過ごすのもいいですね。
おうち時間が長くなりそうなこの時期、手肌のお手入れを習慣にしてみてはいかがでしょう。
ライター:伊井順子
取材協力:野上みさこ(ネイリスト)
編集:オフィス福永
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